展示や季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【「細胞くん」完全復活のお知らせ】
2013年2月1日
今年の冬は寒い日が続いています。我が家では暖房費を節約すべく、ダンボール箱に小さな毛布を詰め込み、そこに湯たんぽを入れて、小さな炬燵を作りました。正確には家内が作ってくれたのですが。夜、机に向かう時はこれが大変重宝しており、そこに足を入れるとポカポカと暖かくて何とも幸せな気分になるのです。
さて、2005年にお目見えした「ミクロのインタラクティブラボ・細胞くん」。暖かすぎる着ぐるみに包まれていたために、心臓部のパソコンがダメになったようで、しばらくは4階の図書室に眠ったままになっていました。このままでは忍びないということで、暖かくなりすぎる着ぐるみを思い切って脱がせ、パソコンを入れ替え、1階展示ホールの細胞展の片隅に復活しました。それが半年ほど前の夏ごろのことです。ところが「細胞くん」、設置した机がお気に召さなかったり、朝に目覚めなかったりと小さなトラブル続きで、皆さんに復活をお知らせ出来ず終いでした。
あれから8年。やっと近頃はトラブルもなくなり、ここに「細胞くん」完全復活を力強く宣言いたします。どうぞ、彼の前に設置した小さな椅子に腰掛け、パネルにそっとタッチしてあげてください。とても愛らしい音楽が流れ始め、あなたをミクロの世界へ誘ってくれることでしょう。おかえりなさい、「細胞くん」。