展示や季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【はじめまして。】
![]() 私の毎日の仕事は展示の電気の点灯ではじまります。毎日同じ作業ですがいろいろな人が楽しそうに展示をご覧になっているところを想像しながらやると結構楽しい作業です。自分のやっている作業の奥に来館者を想像する事で「ちょっと置き場所ずれているな」とか「これは気になるかな」に気づくと直しており、過ごしやすい展示ホールを心がけています。 もう一つの取り組みとして食草園の紹介パネルを作っています。食草園とはチョウのエサとなる植物を植えている庭園で「生命誌の階段」を登りきった4階の正面にあります。高槻のチョウが飛んできて蜜を吸い、また産卵から成虫なるまでを過ごしています。紹介パネルは展示ガイドスタッフがいなくても食草園のコンセプトや内容を伝えることができるようにと考えて、写真や自分で書いた文章とにらめっこしながら作成を進めています。今はまだ少し古いパネルが置いてありますが、近日中には新しいパネルをお披露目できると思いますので楽しみにお待ち下さい。 最近、食草園では3頭のルリタテハが羽化しました。これはいつも食草園の手入れをして下さっている藤田さんが持ってきてくれた幼虫達です。きらきらとした青い筋の入ったルリタテハの翅はとてもきれいでした。今はツマグロヒョウモンの蛹が3頭スミレの葉にぶら下がっており、羽化して食草園がにぎやかになるのを楽しみに待っています。みなさんも時間がありましたらぜひ食草園を覗いてみて下さい。 |
[ 有馬えり奈 ] |