展示や季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【細胞のとびら】
ところで、新規展示の細胞展がオープンして4ヶ月、皆さまご覧になって頂きましたでしょうか。以前の遠山さんの日記(2007年4月2日)でも紹介されていますが、細胞への愛情たっぷりの展示をさらに実感できるように、私も「細胞…細胞…」とつぶやきながらバージョンアップの企画をいくつか進めています。そのうちの1つ、細胞を街に見立てた物語の絵本「細胞のとびら」が完成しました。「生きている」いちばん小さな単位である細胞の中へ、細胞の街でせっせと仕事をしているタンパク質くんたちがいざないます。思わず時間を忘れて見入ってしまうほど、楽しく素敵な絵本です。さらに、ページをめくると絵本と連動して10万倍の細胞模型の中に細胞内の映像が浮かび上がるようになっています。是非、夏休みに足を運んで、「細胞のとびら」を開いて小さな細胞の世界のわくわくする出来事をのぞいてみて下さい。 | |
[ 後藤紘子 ] |