展示や季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【ホームページリニューアル】
13年間の蓄積した情報をいかに効果的に発信するかがWebの大切な役目です。全ての情報を情報ポータルサイトのように前面に出し過ぎても、奥にしまいこんでもダメ、少しずつ自分の興味ある部分を、本のようにパラパラ読む感覚を大事にして作りました。半年以上の長い時間をかけて、いろいろ迷いながら辿り着きました。今回の日記では、ホームページのアピールに徹したいと思います。 まず、ページの一番上に出現する本棚に収納された本。重量感タップリですが、マウスオーバーするといとも簡単に本棚から色々な本を引き出すことができます。お気に入りのタイトルを引き出してお読み下さい。またこれは自分が今いるページを示してくれるナビゲーターになっているので、サイト内で迷子になることもありません。今回のリニューアルで一番頑張った部分はココなのです。このプロトタイプが出来上がった時、SICPではかなり盛り上がり、何回もパタパタと引き出しては、「おぉーすばらしい。」と賞賛していました。本のようなホームページをつくるといっても見た目だけの本ではなく、本が持っている構造をWebに生かす、新しい表現が出来たのではないかと思っています。 もう一つは、研究館を象徴するイラストを「観る」年刊号のイラストレーターの石津さんに描いてもらったこと。全体的にとても親しみのもてるキャラクター達で賑わせました。4階建てのページでは、館の人々や展示、生きものたちを眺めつつ、館の活動へ誘う工夫をしました。石津さん、本当に有難うございます。実は、この4階建ては、さらに磨きをかけて10月くらいに新しい形で登場しますので是非ご期待下さい。 最後に、「はじめに」のページ。館の活動の全てに生命誌のコンセプトが詰まっています。ここでは生命誌のコンセプトを物語のように観てもらい、そこからさまざまな活動のページへ入ってもらう入り口にしました。これも10月くらいに内容をさらに充実させて登場します。今、必死に最後の詰めをしています。 まだまだアピールしたい所はやまほどあるのですが、あとはご自分でじっくり探検なさって下さい。そうそう、季刊「生命誌」は、とても入りやすくなったと思いませんか?これを機会に是非バックナンバーからじっくり読んでいってもらえると嬉しいです。では、10月をお楽しみに!その時はまたお知らせします。 |
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[ 板橋涼子 ] |