展示や季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。
バックナンバー
【あるスタッフの一日】
午後は、ある高校の先生と生徒さん15人をガイドツアーで案内。展示ガイドは、専任の方にも手伝って頂いているのですが、そもそも展示や媒体をつくっている当の本人がそれをやらずに何とする。できるだけ自分たちでやろうと決めています。何で生命科学研究所でなく生命誌研究館なの?DNAってどこにある?タンパク質って何やってるの?脳って?そして、研究することと表現することのつながりは?理解するってどういうこと?ガイドしている時、むしろその時こそ問われます。そうやってこちらがもらうもののほうが大きいかも知れません。「説明しても意味がない。語らなければ。」今年は生命誌ジャーナルのトークを担当しています。今年のテーマは「語る」。ガイドをしている時も「語る」が頭から離れません。「どちらも言葉を使うので、説明と語りの違いがなかなかわかってもらえない。」とは、今編集中の秋号(カード42号)の中村館長のフレーズです。さてどんなトークが展開するか、皆さま、今しばらくお待ちください。 と、日記を書いているうちにもう夜11時!ワシントンの工藤さんは朝です。メールしよ。あっと、福井さん、寺西さんごめんなさーい。あした必ず修正しまーす! [村田英克] |