展示や季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。
バックナンバー
【アメリカから】
BRHをいよいよ離れるという時、SICPスタッフから素晴らしいプレゼントをもらいました。なんと、『2003年刊号「愛づるの話。」』の工藤バージョン! 巻頭ページ、工藤帰ってきたバージョンで、スタッフや外部の人との架空のトーク、これまでやってきた展示などをまとめたリサーチ、そして高校の卒業アルバムまで(どこでしいれたんだ!!)含めたサイエンティストライブラリー、そしてBRH内外の人からの寄せ書きと言うなんとも贅沢な一冊です。私の友人、お仕事でおつきあい下さった方などなど多くの人の協力を取り付けて実現してくれたのです。ここ数カ月は、去る前にできる限りのことは伝えたいと「鬼」と化して、日々膨大な仕事をすごいスピードで進めてもらっていたのに、その合間にこんなことしてくれているなんて。本当に涙がでました。8年間、ただひたすら、この仕事が好きでやってきたわけですが、どんな逆境でもとにかく前進あるのみ!&楽しそうにしているがポリシーの私でも、やっぱりいろいろ世の中は甘くないわけで、たくさんの壁にぶつかり、穴にはまり、もがき続けていました。でもいつの間にかこんな素晴らしいスタッフに囲まれている、これは何にも変え難いコトです。しかもそれを形にしてもらえるなんて、まさにサイエンスコミュニケーション&プロダクション!! 今のスタッフは皆、会った時に大きなごつごつした岩の中に宝石の原石のような可能性を持っている!と思って、仲間になってもらった人たちです。本当に素敵だなと今までの血と汗と涙が報われた!?一瞬でした。しかしこんなすごいものを頂いて、さらにがんばらねばと気持ちを引き締めているのも事実です(笑)。皆が刺激しあって、存在感を出していけるチームでありたいと切に願って、私事でしたが日記を使ってお礼をしてしまいました。皆様、こんなSICPを、今後とも暖かく見守って下さるようお願い申し上げます。 [工藤光子] |