研究セクターのスタッフが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。
月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【イモリ採り】
2012年11月15日
イモリの実験をしています。採集には春と秋にいきます。春に採ったイモリは秋までに使い、秋の採集時に取った場所へと戻しにいきます。イモリを使うとは卵を産ませることで、イモリ自体には何の実験もしませんので故郷へと戻しに行けるということです。
イモリの研究を始めて数年が経ち、イモリの遺伝子情報もたくさん分かってきたことで研究のペースが上がってきました。そうすると、当然のことではありますが、イモリを使うペースも高まり、これまで通りの採集量では間に合わなくなってきました。これまでも、数を揃えるのはかなり大変だったのですが、今回からはその倍ほどの数が必要となり、どれだけ取ることができるのか不安でいっぱいです。3日間冷たい水の中に手足をつけ、前屈みになって水中をにらみ続けます。格好としては田植えのような感じですが、場所が人気のない小川なので周囲から見たら「何をしているのだろう?」と不思議に思われているかも知れません。
来週から兵庫県の山にこもります。たくさん採れたらいいのですが・・・・。