館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。
バックナンバー
子どもに学ぼう
2014年7月1日
今までなじみのなかった科学の話を二つと言って、先回地球ニュートリノを紹介しました。もう一つも地球の話、今回はそれをと思っていましたが、急遽変更、次にまわします。
「沖縄慰霊の日」(6月23日)の小学校三年生増田健琉くんの詩があまりにも印象深かったからです。御存知と思いますが、何度読んでもよいと思いますのでもう一度ここで。
私は終戦の時に健琉くんとほぼ同じ年齢でした。ですから、集団的自衛権行使を閣議決定でというとんでもないことをやりながら「沖縄の方の気持に寄り添い」とか「戦争を憎み平和を築く」などと口先だけの言葉を平気で語る首相が当時の大人と重なります。
昨年同じ場で読まれた安里有生くん(当時一年生)の詩が絵本になったという紹介もありました。長くなりますがこれも読んでいただきたいので。
東京新聞(2014年6月23日)
二人共やぎさんがのんびり暮らしている日常が好きなのです。子どもってすばらしいですね。最近の大人たちは真剣さに欠けます。子どもたちがもつ基本の基本の大切さを思い出さなければ。