生命誌について
2025.04.16
嘉代子桜
ゆきこ
長崎には嘉代子桜があります。原子爆弾にあい学生だった嘉代子さんが亡くなりました。悲しみの中、嘉代子さんが大好きだった桜を、お母様が平和を願い小学校に植えました。その桜は平和が続く今も咲き続けてます。嘉代子桜の赤ちゃん達は平和を伝える為全国に羽ばたいてます。被爆した私の職場の幼稚園でも、嘉代子桜が咲いています。そのそばで、嘉代子桜の紙芝居を先生が読んでくれました。実は、これが嘉代子桜だよ と伝えると、みんなびっくりしながら、嘉代子ちゃん、嘉代子ちゃんと触れていました。
難しい事はわからなくても、嘉代子ちゃんの桜を見るたびに何か思ってくれると思います。 自然が見せてくれる姿の力って凄いなぁと思います。 平和な時間、美しい自然に植物、生き物全てに感謝出来る子どもたち、また、子どもたちに残せる大人でありたいと思います。
2025.04.17
1. 中村桂子(名誉館長)
ゆきこ様
嘉代子桜のお話、悲しいですが、素敵ですね。樹木は言葉を発しませんが、長い間一つの所に静かに立っているからこそ、多くを語ってくれるのですね。植物の持つ独特の力を感じます。その力を受け止める気持ちを私たち人間が持ち続けられますようにと願います。
中村桂子