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2025.03.16

何ができるのか?

参照記事「研究館より」

さいちゃん

いつも感想しか書けません。生命誌研究館のお知らせで前回のラジオ放送をお聞きすることができました。NHKの視点論点は見逃してしまいました。中村先生の考えが多くの人に支持されているからです。歴史家の磯田さんが小さい虫を見ることが大事だと話されたり、AI エンジニアの安野さん、これからの100年、どう生きていけばよいか、よくわかりませんでしたが。賢さをどうとらえるか、教育に関わる人も考えていかなければならないと思います。しかし、いつも、ここで、では石田先生のように奄美大島には行けませんので、小さな一人の自分にできることはと考えます。
でも、中村先生の月2回のお話を楽しみにして、自分を振り返ったり、ちょっと考えてみている生き物がいるということでもいいかなと思うしかありません。
すみません。生命誌絵巻はどうすれば手にいれられますか。
大きなものがほしいです。

2025.03.19

1. 中村桂子(名誉館長)

さいちゃん様
 いつもお考えをお書き下さってありがとうございます。励みになります。
 生命誌は、素直に「人間は生きもの」という視点で考えます。すると、これからの100年などと面倒なことを考えずとも、日常をどのように暮らしたらよいかが自ずと見えてきて、気持ちが楽になるのです。生命誌の話を聞いて下さった方で、とても気持ちが楽になりましたとおっしゃる方が少なくありません。皆が石田先生のようにならなくても、日々を楽な気持ちで丁寧に暮らしていればよいのではないでしょうか。

                 中村桂子

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