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2024.12.20

ことし聞いて❝Good❞きたお話

参照記事「研究館より」

こう

ヴィクトール・フランクルの直弟子
エリザベート・ルーカス女史のお話です。

“あなたにも、自分の周りでできることはありませんか。
物事が良くなるため、平和のためにできることは。その平和は
隣人やパートナー・子どもとの間のことでも良いのです。
世界の戦争などに文句を言い、騒ぎ立てる前に
まずは、あなたの家のリビングで、友人や親しい人のつながり
の中で平和を築きましょう。平和は自分の身近なところから
始まり、それがいずれは世界につながります”

 近頃、騒音問題(研)・橋本典久氏のこんな話も聞きました。
‣近隣間の騒音苦情件数が1997年の6000件を境に
 増え続け、2003年は13000件と5年で2倍強増加。
‣一方、近所づきあいの程度は、親しくつきあっているが
 1975年52.8%→2007年10.7%と大幅減少。
急激に希薄化した近所づきあいが苦情の原因になっている。

 騒音問題は、①音量が大きくてうるさい“騒音”と
②さほど大きくなくても人間関係や自分の心理状態によって
うるさく感じる“煩音(煩わしい音)”に分ける必要があり
騒音苦情件数・増加のほとんどは煩音問題。
 対策は、①騒音なら、防音対策ですが
②煩音なら、良い人間関係を構築することが不可欠です。

私は、TVや新聞の一面・三面記事を目にしても
わが家や近所づきあいのことに落とし込み、私や家族が
どうすれば良いかを考えようと改めて焼き付けた次第です。

2024.12.20

1. 中村桂子(名誉館長)

こう様
 小さなことを積み重ねるという例として、よいお話をお書きいただきありがとうございます。おっしゃる通りです。私の場合、幸い、日常接する方たちは、まさに小さなことを丁寧にという暮らし方をしていらっしゃるので、気持ちよく過ごしています。ただ、社会全体は決して良い方向に進んでいるようには思えませんので、この小さな力が全体をよくする力につなげたいという思いはいつも持っています。難しいことですが、これからを生きる若い方、子どもたちが、気持ちよく生きられることを願ってのことです。
 ご一緒に考えて下さると嬉しいです。
                        中村桂子

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