その他
2024.07.31
若者の意識は?
さいちゃん
地球温暖化、脱炭素化 、水素社会、このような問題について、考えようとしている若者がどれくらいいるのでしょうか? 便利なもの、華やかなものに興味を持つ若者に、どのように、伝えたり、気付いてもらえば、いいのでしょう。毎年、今までなかったような災害も、世界的な規模で起きている現実をどのように考えているのでしょう。
色々な機能を、使いこなす力を求めるのではなく、生き物として地球上で生きていくことを考える時間をもちたいです。考えている若者もいると思います。若者の考えを聞く場があるといいです。
中村先生の本を多くの人に読んでほしいです。私も読ませていただいてますが、十分な理解には至りません。若者たちのためにも、これからも中村先生が発信してくださることを楽しみにしています。
2024.08.02
1. 中村桂子(名誉館長)
さいちゃん様
お返事遅くなり申し訳ございません。
若い人のこと、とても気になります。一人一人は一生懸命生きており
私たちの若かった頃と少しも変わりません。でも社会のありようが
全く変わっていますから、生命誌が求める「生きものとして生きる」
ことを知ることなく育っている人が少なくありません。これは大きな
問題でしょう。生命誌は、そこを言い続け、活動する役割を持っている
と思っています。
中村桂子