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2024.01.08

フラットでオープンな生き方

参照記事「研究館より」

さいちゃん

今年も中村先生の[ちょっと一言]を楽しみにしています。
[科学者が人間であること]を、昨年読ませていただきました。今まで、科学者は日常とかけ離れた存在である。それでもいいのだと考えていました。しかし、日常と併存する科学でなければないという考え方は大賛成です。略画と密画、私は略画的な見方しかできないことが劣っているように思ってました。決してそうではないのですね。
内容を十分読み取ることはできませんが、この本を読んでの[フラットでオープンな生き方]というメッセージは心強いです。
昨年はゴーヤを育てたり、花の種を蒔いて育てたりして1粒の種の持つ素晴らしさを感じました。種が芽をだし成長していくことを、今までとはちがう思いでみることができました。
今年も人間も生き物であることを忘れずに、フラットオープンな関係で生活していきたいと思います。

2024.01.10

1. 中村桂子(名誉館長)

さいちゃん様

いつもお読み下さってありがとうございます。今年もたくさんご意見下さると嬉しいです。略画と密画の重ね描きは、豊かな社会づくりの基本だと思っていますので、今年もそれで考えていきます。小さな植物を育てると優しい気持ちになれますよね。それが自然に「フラットでオープン」に繋がっていきますでしょう。そのような人のつくる社会を思い浮かべながらの「今年の生命誌」です。よろしくお願いいたします。

                    中村桂子

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