生命誌について
2023.10.23
権力者はなぜ戦争したがるのか?
やっちゃん
何気なく耳にした言葉が引っかかりますね。その真意がどこにあるかは、通り過ぎてしまえば確かめようもありませんが‥考え続けることはできます。しんどいことなので、心痛お察しします。
人間は戦争が好き‥本当だろうか?この言葉の使われように疑問が湧きました。なんだか、人間はお祭りが好き、と同じような感覚です。現代のような戦争:ミサイルやドローンで爆撃し、映像で世界に広がる空気感は、やりきれなく身が傷みます。巻き込まれた一般市民の感覚で言えば、「止めてくれ!」なのですが、国際社会とりわけ大国の姿勢が目につきます。支援だといいながらの武器供与は、長引かせこそすれ解決には何の保証も無いので、煽っているとしか思えません。
なぜ権力者は戦争に踏み切るのでしょうか?
はっきり言えば、自分の保身のためです。権力の維持、自身と取り巻き連中の身の安全を守るための最後の切り札です。外交という智恵を使えず、守るべき国民を犠牲にすることに躊躇しない。こんな戦争の結果は明らかですね。権力者には、先を考えて慎重に戦争を回避せよと言いたいです。
己の身を守るための武器:ライオンの牙、牛の角、昆虫の毒、馬の俊足、人間の言葉。言葉の使い方の誤りは、とりわけ権力者において甚だしく思えます。言葉の力は大きく、人へ与える影響も大きい。エンパワーメントもダメージも両方です。
戦争を起こさせない、今ある紛争を停戦に、とにかく一旦矛を収めることを求めます。加えて、戦争したがる権力者へもレッドカードを提示し、退陣してもらいます。
2023.10.25
1. 中村桂子(名誉館長)
やっちゃん様
いつもご一緒に考えてくださってありがとうございます。おっしゃる通り、言葉は
人間にとって大事なももですが、恐いものでもありますね。一番人を傷つけるのは言葉
かもしれません。時間をかけて作り上げなくとも、パッと口に出すこともできるので、
問題ですね。SNSなどの話を聞くと(自分ではやりませんので)、言葉をもっと大事に
しなければいけないと強く思います。
中村桂子
2023.11.02
2. やっちゃん
戦争が無くならない本当の理由は、武器があるからです。ミサイル、戦闘機、機関銃‥次々強力に、より多くの命を奪うために。作られ配られ使われる。際限が無く、宇宙にまで広げようとしている。しかし、戦争は自然災害ではありません。原爆は「空から降ってきた」のではありません。武器を使わない叡智を、今人類は準備しているでしょうか?スターウォーズは、映画の中だけで十分。戦争好きの方へは、映画館でどうぞと伝えたいです。
2023.11.02
3. 中村桂子(名誉館長)
やっちゃん様
戦争のことおっしゃる通りですね。ゲームがリアルになっているようですし、最近ではe-スポーツなどという私には理解できないものが公認されているらしいので、戦争もe-戦争にすればよいのではないかと思ったりします。
本当は、人間は本来戦争好きではないという認識が社会の基本になることが望ましいのですけれど。
「質素」という言葉の響きが好です。品格を感じます。私も育った時代が時代ですので、自ずと質素が身についていると感じることが多く、これでよいと思って暮らしています。それにしても、きちんと生きようとしても十分なお金を手にできない人がいる世の中はいけません。これを変えることはしなければいけませんね。給付などでなく、自分の力で生きられる社会に変えなければいけないでしょう。
中村桂子