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2021.10.05

褐炭からの水素エネルギープロジェクトについて

参照記事「研究館より」

わん

とりあえずの応急処置として二酸化炭素を現地で地中に埋める、ということで目先二酸化炭素を大気に出さなくとも、それは本当の一時しのぎで、決してsustainableではありませんよね。
それでクリーンな生活、とはとてもいう気分になれませんね。
やはり化石燃料である褐炭などに依存せず、太陽光、風力、その他の自然エネルギーにたよるべきでしょう。因みに、私は再生可能エネルギーという言葉は嫌いです。エネルギーが再生するかのごとき間違った理解を与えるからです。太陽光でも風力でも、利用した後は低いレベルのエネルギーになって、地球から宇宙空間に放射されて行く。明日の太陽エネルギーは、今日と同じ太陽が明日照射してくるのであって、再生しているわけではない。我々は宇宙の大きなエネルギーの流れの中にいて、その流れの過程の一部を利用させてもらうのだ、ということを認識せねばなりませんね。
森林資源だったら、太陽エネルギーによって再生した、と言えるかもしれませんが、再生にはエネルギーが要るのです。エネルギーが再生するのではありませんね。イチャモンかもしれませんが。

2021.10.05

1. 中村桂子(名誉館長)

ありがとうございます。エネルギーの方から考えると、何とかしてできるだけたくさん手に入れようということになります。そうではなく私たちの生き方から考え、エネルギー大量消費でない暮らしを組み立てていけば、自ずと、適切な質と量のエネルギーが見えてくるのではないでしょうか。知恵を必要とする面白い挑戦のはずです。

2021.10.07

2. わん

ご返事有難うございました。そうですね。
そういえば今の地球温暖化問題が出てきたのは、ひとえにエネルギーを身の丈を越えて消費し、それによって究極的には各個人の生活での物、エネルギーの消費を拡大し、いわば贅沢をするようになってきたからにほかなりませんよね。そういうことでは、我々は各個人それぞれ消費を抑えていかなければならないのに、報道などで、世の中の景気がどうこうというときに、個人消費が上向かないのが問題、などと消費増を期待するようないうのは、この観点から、勿論分配の問題はあるにせよ、本来いうべきでない、と思います。

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