生命誌について
2021.08.18
ヒトは危機を乗り越える
やっちゃん
猛暑や酷暑の2021年夏。大雨洪水警報が幾度も発令される一方でコロナ感染も急増。まさに今が人類存亡の危機です。中村先生のご指摘通り、考え直し、軌道修正すべきところは迅速果敢に実行せねばならないと感じます。
中心に据えるべきは、命を守り、繋ぐこと。この命は、ヒトだけではありませんね。この地球上に生きる全ての命が視野に入らねば、ヒトも存続できないと考えます。生命の道筋をたどると、さまざまな生き残り戦略に驚嘆します。ここに学ばねば…と。
朝夕に虫の声が聴かれ、季節は確実に廻っていることを肌で感じます。いやいや、今年驚いたのは蝉の声。いつものアブラゼミに代わり山奥でしか聞けなかったミンミンゼミが鳴いているのです。生物の環境への適応でしょうか?この環境を壊すことなく持続させることで、ヒトは危機を乗り越えると信じます。
2021.08.18
1. 中村桂子(名誉館長)
ミンミンゼミが山奥でしか聞こえないとおっしゃるやっちゃんさんのお住まいはどちらでしょう。わが家の庭で最も元気なのはミンミンゼミです。今年はもうカナカナやツクツクボウシを聞きました。その間にウグイスの声がまじり、季節感が狂います。先日娘が、これまでに聞いたことのないセミの声がしたと言っており、もしやクマゼミではと疑っています。私は聞いていません。来年への懸案です。
いのちについてのお考え、その通りですね。38億年の中には知恵が詰まっていますから、それを上手に活かす知識を組み立てるのが人間の役割だと思います。空調されたビルの中では考えにくいので、自然の中で考えましょう。わが家は、来客時以外空調無しですが、それでも外がよいと思います。ついでに草取りをしながら。
2021.08.19
2. やっちゃん
蝉の生態には詳しくありませんが、私が住む広島県呉市では記憶にある限り、アブラゼミの喧しいジャンジャンが普通でした。今夏は日の出前のヒグラシの声を良く聴きました。私の子どもの頃は8月の終わり頃の夕方に鳴いていましたから、これで夏の終わりかと思ってしまいました。ちょっと物寂しさも感じました。ツバメが早くから姿を見せたり、桜が早く開花したり、自然界の異変に思えます。
2021.10.22
3. Iris
中村先生を暮しの手帖のバックナンバーで知り、仰る言葉ひとつひとつから私の子どもの頃からのお気に入りの絵本、Burton作のLIFE STORY せいめいのれきしが頭の中をぐるぐるしています。
私たちもあの絵巻のなかの通過点なのだなと気付かされます。
未来を見据えた人間の役割。
先生が言っていたように自然環境に上から目線にならないよう、自然と調和出来るように考えます、自戒も込めて。
2021.10.22
4. 中村桂子(名誉館長)
コメントありがとうございます。私もバートンの本は大好きです。その気持ちが生命誌につながりました。今の子どもたちも、私たちと同じように自然の素晴らしさを感じ、楽しい日を送って欲しいと願うなら社会を少し変えなければいけないと思うのです。そのための「中から目線」です。お仲間が増えて嬉しいです。
2021.10.23
5. Iris
中から目線!なるほど(笑)
お言葉を頂戴して詩を書いてみたくなりました。
脱炭素の捉え方も私たちも炭素でできていると思うところからですね。
ありがとうございます。