生命誌について
2021.01.18
寅さんは人生の師
やっちゃん
(寅さん調で)今年もよろしくおたのんもうしあげます。
COVID-19ウィルスとは一年ほどの付き合いとなりました。もう一年経つのかと驚きですが、これほど目に見えない存在の動静を探り、知見を求めて日々情報検索したことはありませんでした。「姿は見えず、ほんにお前は屁のような…」と寅さんの声が聴こえそうですが、見えなくとも存在し、働いていた訳です。ウィルスが社会を動かした2020年だったと思います。色々な情報が飛び交う中で、何を信じ、どう行動して行くか、問われているのは私たち自身でした。求められたのは、性急な行動ではなく、科学的に判断したうえでの行動選択。それには正確な情報がとても大事です。
私が実感したことは、感染予防対策を取り続けて日々元気に過ごせているので、当たり前ですが意識的に行動することが大事だと。また、知らないことで不安に感じた「ウィルス感染」について、生命誌から多くの知見を得ました。難しいことも分かりやすく解説されて面白かったです。こうした研究がもっと多くの人に知られるように、参加の形も選択肢が増えました。実際に体験することは最も素晴らしいことですが、オンラインでも可能になりました。距離の妨げが無くなりいつでも繋がれるようになったこと、これは素晴らしい体験です!
2021年はこうした繋がりがさらに深まりそうですね。寅さん風に「結構、結構毛だらけ猫灰だらけ…」と。
2021.01.18
1. 中村桂子(名誉館長)
寅さん仲間がいらして下さって嬉しいです。ウイルスに振り回されて落ち込む方が多い中で正確な情報と地道な対応を大事にして、新しい可能性を探ろうとされているところは生命誌仲間ですね。寅さんと生命誌は相性がよいらしいと改めて思いました。こちらこそよろしくでございます。