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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【動物の世界から生命誌へ】

2015年7月15日

藤原 正子

こんにちは、2014年9月から展示ガイドをさせて頂いております藤原正子です。私は日本獣医生命科学大学で、4年間ほ乳類と鳥類の比較解剖学を始めとする家畜の繁殖学を学び、家畜人工授精師及び受精卵移植師の資格を習得して卒業しました。

私が初めてBRHを訪れたのは今から10年以上前のことです。現在も展示ガイドを続けている渡辺喜美子さんに館内を案内してもらって、当時専門学校でペットビジネス科の生徒たちに対して動物繁殖学の講師をしていた私ですが、生命誌という学問の存在を知り強い衝撃を受けました。美しいパネルと共に生命誕生から現在に至る多種多様な生き物たちの進化という壮大なテーマを元に興味深い話を流暢にわかりやすくしてもらい、あたかも外の世界とは異なる時間が流れているかの様な今までにはない異質な驚きと感銘を受けたことは鮮明に記憶に残っています。

そして、今、ご縁あって去年からは私もBRHの展示ガイドとして働いています。私はとにかく生き物が好きです。難しいことではありますが生命の神秘や面白さを人に伝える仕事にも非常に魅力を感じています。ガイドをするたびに自分の未熟さも実感していますが、お越し頂いた来館者の方々との語り合いなどのふれあいを通して自分自身も成長し続けられる職場だと思っております。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

[ 藤原 正子 ]

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