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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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英語版ホームページを刷新しました!

2013年5月15日

川名沙羅

3月にBRH英語版ホームページを刷新し、日本語版と同じくウェブ上の研究館を訪れ、部屋から部屋へと巡ることができるデザインとなりました。内容は生命誌の考え方や活動を紹介することに重点をおき、生命誌を初めて知る方々にもどのような場か理解してもらえるようにし、生命誌について感じたことや意見を書いていただく場「Get together」も作りました。日本で生活している外国の方、海外のお知り合いなどにぜひご紹介ください。

この刷新作業にあたり、BRHメンバーはもちろん、翻訳会社さん、そして研究館の活動を理解していただいているネイティブの方などたくさんの方にご協力いただきました。私は英語があまり得意ではないのですが、海外の科学館や博物館のサイトなども参考にしながら、英文作成に奮闘しました。そんな日々の中でふと中学校の英語の先生がくれた手紙のことを思い出しました。その手紙は、中学3年生最後の英語の授業の時にクラス全員に配られたもので、先生がなぜ英語を一生懸命勉強したのかや、海外での苦労話、そして最後はこんなメッセージが書いてありました。
「英語は道具です。海外で英語を使ってバリバリと仕事をする人も素敵だし、日本の駅で切符の買い方がわからなくて困っている外国の方に、英語でそっと声をかけてあげる人も同じくらい素敵だと思います。英語がみんなの世界を広げることに少しでも役立つと嬉しいです。」

この手紙をもらったのはもう10年以上前で、手紙自体は実家の押し入れの奥深くにあると思いますが、先生からのメッセージは時々思い出し励まされます。形あるものはやがて姿が変わっていきますが、想いや言葉は時を越えて残りつづける、すごいことだなと感じます。生命誌の表現の中で発信した言葉や絵が、誰かの日常でふと思い出されたり、心のなかにのこり続けることができるものづくりができたらと思います。

[ 川名沙羅 ]

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