展示や季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【多様性って安心!?】
その過程で多様性って何だ?ということが話題になりました。 私は今アメリカにいるのですが、人は多様だけれど、周囲の緑は徹底的に管理されている、というのが印象です。目的別というか、自然を楽しみたいなら、そういう公園に行くと、確かに大きな木がわんさか生えていますし、そのままなのだと思うのですが、、、。境界がはっきりしているといえばいいのでしょうか。私の家の周りも夏になると週に3回くらい芝を刈り、街路樹の枝もしょっちゅうはらっている。そして、同じ虫が一時に大量にでてきて、その虫がいなくなったら、また別の虫、というように大量発生が続きます。サイエンティストライブラリーにご登場頂いた青木先生が、そこに何匹の生きものが棲んでいるかではなく、いくつの種数がいるのかが自然の豊かさであるとおっしゃっていました。本当だなぁとこちらに来てしみじみ。日本も最近そうなってきているのでしょうが、アメリカの徹底した管理と異常なまでの大量発生はスゴい!多様な方が良いのか、悪いのかはその学生さんに任せておいて、取りあえず、私は居心地が悪いと思いました。もしかして、人は多様性を受け入れるキャパが決まっていて、アメリカはそれが対ヒトに割かれていて、日本は対自然なの??などと北地さんと盛り上がったりしている今日この頃です。 * *私の周りだけでアメリカを語るなというのは最もです、そう思った方はすみません。** |
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[ 工藤光子 ] |