展示や季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。
バックナンバー
新研究の世界からBRHに飛び込んではや半年。新しい世界にわくわくしながら突っ走って来た私も、お正月は実家でゆっくり過ごすことができました。お節料理を食べたり、カルタをしたり、久しぶりに顔を合わせた家族と話し込んだりと、お正月らしいことを沢山したのですが、中でも予想外に楽しかったのが、凧揚げ。姉が子供と一緒に凧をつくったというので、近所の広場であげてきました。この手作りの凧というのが透明なビニール袋を切り開いて両端に竹ひごを通したもので、見た目には本当に上げられるのか不安になるような代物だったのですが、意外や意外、驚くほど高くあがりました。風もほとんど感じない穏やかな日だったのですが、丘の上であげたためか、タコ糸を使いきる勢いで上がったのです。なんて、日本らしいお正月の過ごし方だと思いながら、青い空と凧を見つめていて思い出したのが、BRHホームページのEnglish Site。こんなときまで仕事のことを思い出さなくても・・・という気もしますが、なかなか苦労しているのです、日本的な感覚の英訳に。お気づきになられた方もいらっしゃるかもしれませんが、BRHホームページのEnglish Siteは去年の11月に内容を増やしてリニューアルしました。今年はひきつづき、2003年度分の季刊『生命誌』カードの内容についてもアップしていく予定です。2003年度の生命誌のテーマは「愛づる」と「時」。「時」の方はまだしも、「愛づる」は難しい。蟲愛づる姫君の話が出てくることもあるのですが、英語圏の方が知っているはずもなく、頭を悩ませています。でも、そこが面白いところなのですよね。今は、まわりの多くの人の力をかりながら(時には母まで)、なんとかうまい表現はないものかと模索しているところです。英訳『生命誌』は2月15日にアップする予定なので、ぜひご覧になって下さい。そして、海外にお友達のいらっしゃる方はホームページの紹介の方も忘れずにお願いします!
[遠山真理]
|
表現スタッフ日記最新号へ