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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【10周年】

北地直子
 十年一昔。もう昔だと感じられる程度の過去を「一昔」といい、普通10年前を指すとのこと。もとは17年、21年、33年前などを意味したこともあったそうです。平家物語には、「昔は三十三年もって一昔としき。今は二十一年をもて一昔とす」という一文があるそうなのです。
 変化に富む時代は短く思うのかもしれません。38億年も10年も日々の積み重なり。生命の歴史を概観しても、変化が少ない(ように見える)原始時代は10億年一昔くらいで、カンブリア紀以降、1億年一昔くらいに捉えられる気がします。(そうしないと年表などを作っている時に、書くことない!書ききれない!という事態になりがちです…)
 BRHは今年、10周年を迎えています。Sicpセクターも、11月の10周年記念イベントにむけて日々励んでいます。地球の歴史と生命の歴史を重ね合わせながら、生命誌研究館の歴史も学びつつ、生命誌の10年をなんとか形にまとめようとしています。BRHがオープンした1993年11月、皆さまはいかがお過ごしでしたか?お一人お一人の歴史ともリンクする生命の歴史。それを立体化する「立体生命誌」(素敵なオブジェになる予定)…2003年11月、いかなるものとなっているでしょうか!?
 「大阪は遠いよ」と、常々思っておられたかもしれない東日本の皆さま、記念イベントは東京で行います!「東京は遠いで」という西日本の皆さま、高槻のBRHも、館内の「ある部分」が大変身しようとしています!どうぞお楽しみに。



[北地直子]

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