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表現スタッフ日記

展示季刊「生命誌」を企画・制作する「表現を通して生きものを考えるセクター」のスタッフが、日頃に思うことや展示のメイキング裏話を紹介します。月二回、スタッフが交替で更新しています。

バックナンバー

【バックナンバー 】

1999年2月15日

 最近、我が家にはかわいいお客が来るようになった。小鳥たちだ。散歩しているとメジロやシジュウカラ、セキレイ、ヒヨドリ、ジョウビタキなどいろいろな野鳥が飛んでいるので、餌を置いておけば来るかもしれないと思い、半分に切ったミカンを木の枝に刺して眺めていた。すぐに、ヒヨドリとメジロがやってくるようになった。緑色で美しいメジロは、体も小さくミカンの汁を吸うように食べる。とても上品で、いつも夫婦揃ってやってくる。ヒヨドリは体が大きくミカンをあっという間に食べてしまう。ちょっとがさつだが、これもなかなかかわいい。今ではすっかり親しくなってしまい、餌を欠かすと悪いような気がして、眺める時間もないのに毎日ミカンを置いている。
 他のお客も招くことができないだろうか。そう思っていた矢先、ピーナツを置いておくとシジュウカラが来ると新聞に載っていた。野鳥に詳しい北地スタッフによると、ペットの餌として売られているムシでジョウビタキもやってくるらしい。これらも早速試してみようと思っている。ジョウビタキは胸がオレンジ色でとても綺麗な小鳥だが、渡り鳥で4月にはほとんどいなくなるらしい。また来年お会いしたいものだ。
 鳥かごで飼うのもいいが、勝手に来てもらうのも楽でいい。餌や水をやり忘れても大丈夫だし、なにより自然の姿が楽しめる。しばらくは病みつきになりそうだ。
[鳥居信夫]

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