研究セクターのスタッフが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。
月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【あけましておめでとうございます。】
2014年1月6日
新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
私がBRHの一員になってから3度目のお正月を迎えます。思えばちょうど3年前、当時奨励研究員を募集していた橋本ラボの見学のため、初めてBRHに足を踏み入れました。以前は神経堤に関わる研究をしていたのですが、この時の橋本さんの原腸形成の話に衝撃を受けたのがきっかけで、現在の研究に至ります。様々な方のご協力も得て、最近ようやく2本の論文を投稿しました。ひとつはいろいろな両生類の原腸形成の話で、もう一つはオーガナイザーに関する実験をしているときに偶然見つけた現象の話です。もちろん後者の論文は、いかにもそれを狙ってやった、みたいに書いていますが…。論文を書いているときにはいつも、日本語が世界の共通語だったらなぁ、と思います。日本語でもあやしいのに、英語でわかりやすい文章を書くなど不可能に近いです。投稿の前に、書いた論文を英語のネイティブの方に校正してもらうのですが、案の定、たくさんの赤やコメントが入って戻ってきました。初っ端の著者名から"Is this correct?"と聞かれる始末です。どのように直したらいいかもわからなかったので、そのまま投稿してしまいました。どちらも受理まではまだまだ遠い道のりですが、何とか今年(度)中に皆様に見て頂ける状態になればと思います。
冒頭で新年の挨拶をしましたが、この日記の原稿は12月に書いているので、明日がラボの大掃除です。3年もいると、嫌でもいろいろなものが溜まってきます。机の中の大量の書類、パソコンの中の何千(何万?)もの実験の写真やデータ、冷凍庫内の膨大なサンプルの数々・・・。考えただけで頭が痛くなってきますが、跡を濁さず去れるよう、投稿中の論文を含め、少しずつ片づけていきます。