研究セクターのスタッフが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。
月二回、スタッフが交替で更新しています。
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【就活に悩む学生と先生】
![]() 20年後の今は、時代が違うと言えばそうですが、就活はあまりにも違うのにビックリしています。修士の2年間は研究と就活を両立させるところか、まるで就活が中心となってしまっています。学生は4月に研究室に入ってきて、やっと研究の軌道に乗ったと思ったら、就活が始まってしまいます。年を越えると、研究活動はほぼ休止になり、その状態は就職先が内定されるまで続きます。就職が決まって、研究活動を再開しようとするが、研究のことは随分忘れてしまい、再び軌道に乗るまで暫く時間がかかり、修論作成はもう目の前に迫ってきています。修論作成に必要な実験データを得るには明らかに時間が不足しているが、レベルを落として修論を完成させるしか道がありません。 このような就活の現状はある特定の大学に限った話ではなく、かなり普通の現象らしいです。学生に研究と就活を両立させるために、何か良い方法があるのか、それとも時代の変化を待つしか道がないのか。就活に悩んでいる学生をみて、学生を世話する立場になった私も真剣に悩んでいます。 |
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