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ラボ日記

研究セクターのスタッフが、日常で思ったことや実験の現場の様子を紹介します。
月二回、スタッフが交替で更新しています。

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【模様替え】

秋山-小田康子

 4月になり、嬉しいことに今年もまた新人がひとり増えたので、ラボの模様替えをしました。目的は、とにかく全員分の実験スペースを確保すること。私達の部屋はおそらく、この生命誌研究館でもっとも入り組んだ、ごちゃごちゃした部屋であると自負しています。メンバーが増えることは今後ももちろん大歓迎!なのですが、唯一の問題はスペースということになります。今年は、顕微鏡スペースと実験台スペースとを隔てていた棚を取り除き、赤い机を実験台の隣に、細長い実験台を赤い机のあった場所に移動し、さらに取り除いた棚を実験台の上にのせて、棚の上で使っていたPCR機を実験台に、ということで無事、目的を果たしました。あと願わくば、新たに空きスペースとなったコーナーに、ある程度の高さのある棚が見つかれば、完璧、でしょうか。もう少しメンバーが増えてもなんとかなりそうな様子です。
 4年半前に小田さんとBRHに来た時はたったふたりのメンバーで、引っ越しも非常に大変でした。一週間で2度も39度の熱が出たことを思い出します。それが今や、実験補助員の野田さんに加えて、力強い若者がふたり。きっと研究もかんばってくれることでしょう。
 ところで、模様替えをしていて思ったのは、意外と人間の空間感覚も敏感なのだな、ということです。実験台とドラフトを隔てている棚が2ー3cmずれただけで狭いと感じたり、充分な広さがあると感じたり。家でも家具の置き方を工夫すると随分と違って見えるのかも知れません。




[ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ 秋山-小田康子]

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