館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。
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2の6弁当、すばらしくおいしいです
2013年12月2日
シンポジウムで御一緒した神野直彦さんが「うらがあるから、お・も・て・な・しなんですよね」と名言を吐かれ、皆で大笑いしました。笑っている場合ではないと思いながら。うらばかりの世界の近くにいると疲れます。
心のバランスをとるには地方の活動に接するのが最もよいというのが最近得た知恵です。先日、三河安城にある西尾町で学校の先生方にお話をした時、出して下さったお弁当には大きく「2の6弁当」とありました。それぞれのお菜の名前も書いてあります。それにしても2の6とは何かしら・・・ふしぎそうにしていると解説が出てきました。
西尾中学校の2年生が考えたお弁当。たまたま私がいただいた日は〈2の6弁当〉だったのですが、日替わりで〈2の1〉から〈2の6〉まであります。男の子も女の子も一緒になってお弁当を考えている楽しそうな写真もあり、すばらしい!と思いました。塩麹を使うなど世の中の動きにも合わせているところはなかなかです。とくにしょうが御飯は出色で、実は少し残しそうになったのですが、もったいない、サランラップをいただいてお握りにし、持ち帰りました。
レシピを見ると簡単そう、作ってみようと思っています。皆さまも是非お試しを。