館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。
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【“それ行けー”と大声で】
2006.7.3
実は吉永小百合さんが大のラグビーファン。とくに出身校の早大のラグビー部の応援では、大声で“それ行けー”“バカー”などと普段の吉永さんのイメージからは考えられない言葉を吐くというので有名ですし、御本人もそれは認めるところです。サッカーもそういうスポーツですね。柳沢がゴールに失敗すれば、“バカー”と怒鳴ってしまいます。吉永さんだってそうなんだという変な安心感から、テレビの前で大声を出していました。「フォーメーションはよかったんですが」などと言っている解説者も、ついでにののしることも忘れずに。 その前はフレンチオープンのテニスでした。こちらは、コーナーを狙った球がはずれるとフ−ッと溜息が出ますが、“バカー”とはなりません。でも女子決勝では、ベルギーのファンがウェーブをやっていてびっくりしました。テニスの観客席は息を詰めて、物音一つしないという状態にならないと試合は始まらないものなのに。時代の流れはスポーツの性質も少しづつ変えていくものなのでしょうか。 それはともかく、応援があまりはしたなくならないですむような、みごとなブラジル戦を期待しています(これが出る時には結果がわかっているのですが)。 【中村桂子】 ※「ちょっと一言」へのご希望や意見等は、こちらまでお寄せ下さい。 |