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中村桂子のちょっと一言

館長の中村桂子が、その時思うことを書き込むページです。月二回のペースで、1998年5月から更新を続けています。

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【ちょっと宣伝させて下さい】

2000.8.1 

 9月2日(土)に「考える劇的舞踊−異分野のコラボレーション」というのがあり、私も出演します。これだけでは何のことやらわかりませんから、まずプログラムをお見せします。





Bプロ 考える劇的舞踊−異分野のコラボレーション
開場PM6:30 開演PM7:00


====「考える人」と「踊る人」とが格闘するダンスの自由劇場、実験劇場です。科学者や建築家、舞台制作など各分野における第一人者の先駆的な思想や発想を核とし、自分の形式を持ちつつも、なお常に変貌することを望んでいる舞踊家や舞踏家たちが、共に、作品創りの模索に挑む。=====

1. 中村桂子 Keiko Nakamura(生命誌研究者)+ 岩下徹 Tohru Iwashita(舞踏)
  「そして生命は…」 And Life Continues…

今、私の考えていること"20世紀はなんと生命をないがいしろにした時代だったかと思います。変わりもし、絶えもしながらやはり続いていく生命。そう、続いていくのが生命なのです。" (中村桂子)

2. 西田敬一 Keiichi Nishida(サーカス村村長)+ ラズ・ブレザー Laz Brezer
  「縄」 The Rope

今、私の考えていること"この作品つくりを通して、ラズ氏の踊りの根元的な姿が浮かび出てくることだ。ひとりの男の生き方を支えているイメージを受け止め、それを踊る時、それに対峙するダンサーの質が浮かび出てくる。そんなステージになればと思う" (西田敬一)

3. 林昭男 Akio Hayashi(建築家)+ ケイ・タケイ Kei Takei
  「木」<ある建築解体休業者の日記より> Tree : Diary of a Demolished Building

今、私の考えていること"舞踊という表現形式をかりて、私のめざす社会や建築を構想してみる。劇場のなかに私の描く建築 -持続する建築− のエトス(ethos)を表現したいと考えた。題材は、身近な場面設定として「建築の解体と廃棄」からとった。この経験がこれからの私をどの方向に導いてくれるのか、密かな楽しみにしている" (林昭男)



日時は9月2日(土)、7時から場所は京都府立府民ホールアルティ(京都御所のちょと北、地下鉄今出川駅から南へ徒歩5分とあります)。
実はこれは昨年東京でやりまして、私のものはさておき、他の2つはコラボレーションとしても表現としても、とても素晴らしいものでした。お勧めです。私のお相手の岩下徹さんは、即興の踊り手ですのでどうなるか。心配でもあり楽しみでもあり、とにかく「生命誌」の一つの側面です。東京の時は大勢の方がいらして下さったのですが、京都は集客に苦しんでいるとプロデューサーが嘆きの電話をかけてきました。入場料3000円なのですが、私のところに2500円の券があります。精算は当日会場でよいというものです。関心をお持ちの方、申し込んで下さいませんか。券をお送りします。

入場券の申し込みはこちらまで:
〒569-1125 大阪府高槻市紫町1-1 JT生命誌研究館(中村桂子秘書 石村宛)
e-mail Kazuko.Ishimura@ims.brh.co.jp

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