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RESEARCH
ナミアゲハの生活を支える 視覚情報
木下充代
1999年横浜市立大学大学院 博士課程終了。博士(理学)日本学術振興会 博士特別研究員・キャノンフェローなどを経て、現在は総合研究大学院大学 先導科学研究科 生命共生体進化学専攻 准教授。専門は、動物行動の神経科学・視覚生態学。ヒト以外の生き物の感覚世界に興味を持ち、行動学と神経科学を往復しながらアゲハチョウの感じている世界を明らかにしたいと思っている。

RESEARCH
植物の匂いが結ぶ植食者と寄生バチの関係
塩尻かおり
北海道大学卒業、京都大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。京都大学白眉センター助教を経て、2015年、龍谷大学農学部植物生命科学科講師、2019年より同・准教授。日本農学進歩賞・日本応用動物昆虫学会奨励賞・日本生態学会宮地賞・守田科学奨励賞・京都大学たちばな賞などを受賞。
写真:次女と調査地のバラ園で。

TALK
自然と人工の調和する場
大倉源次郎×中村桂子
1957年、大倉流十五世宗家・大倉長十郎の次男として大阪に生まれる。1964年、独鼓「鮎之段」にて初舞台。1981年、甲南大学卒業。1985年、能楽小鼓方大倉流十六世宗家を継承(同時に大鼓方大倉流宗家預かり)。2017年、重要無形文化財各個指定(人間国宝)認定。公益社団法人能楽協会理事。著書に『大倉源次郎の能楽談義』。

RESEARCH
昼と夜を分けた鱗翅目昆虫の進化
河原章人
2002年 コーネル大学卒業、2010年 メリーランド大学で昆虫学の博士号を取得。専門は昆虫進化学、昆虫行動学。幼少期に日本で夏休みを過ごしたことがきっかけで鱗翅目に興味をもつ。現在、フロリダ大学フロリダ自然史博物館マクガイア鱗翅目・生物多様性センター准教授・学芸員。
(Twitter:@Dr_Akito)

RESEARCH
植物の遺伝子を巧みに操る虫こぶ形成のしくみ
平野朋子
2011年 京都大学生命科学研究科 博士課程修了。博士(生命科学)。
京都府立大学特任助教を経て、2021年より京都府立大学生命環境科学研究科 准教授。
写真:これまで分子生物学の土俵になかった「虫こぶ形成の研究」に対し、私(本人左)は、佐藤雅彦先生(京都府立大学・教授・右)と共に、分子の言葉で理解する試みに挑戦している。

TALK
生命誌から生命科学の明日を拓く
永田和宏
SYMPOSIUM
生命誌から 生命科学の明日を拓く
生命誌研究館・京都大学iPS細胞研究所 共催

TALK
iPS細胞 進捗と今後の展望 〜コロナ禍の中で〜
山中伸弥
1962年大阪府生まれ。1987年神戸大学医学部卒業、国立大阪病院で整形外科の研修医に。93年大阪市立大学大学院医学研究科修了。米グラッドストーン研究所博士研究員、奈良先端科学技術大学院大学遺伝子教育研究センター教授などを経て、2004年から京都大学再生医科学研究所教授。10年4月から京大iPS細胞研究所長。2009年ガードナー賞、アルバート・ラスカー基礎医学研究賞受賞、2010年京都賞先端技術部門、恩賜賞・日本学士院賞受賞、2012年文化勲章、ノーベル生理学・医学賞受賞

TALK
科学する心で明日を拓く
山中 伸弥×永田 和宏×中村 桂子
科学する心で 明日を拓く
京都大学 iPS細胞 研究所所長 山中 伸弥 × JT生命誌 研究館 館長 永田 和宏 ×
JT生命誌 研究館 名誉館長 中村 桂子
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TALK
オンラインで語り合う
山中伸弥
双方向オンラインライブ配信で行われたシンポジウムには、
全国各地から高校生の皆さんが参加し、たくさんの質問が寄せられました。
その中から6つを取り上げ、当日の基調講演と鼎談に続く質問タイムで、3人の演者に回答をいただきました。

RESEARCH
原核から真核生物誕生への道筋
マサル・K・ノブ
2011年米国カールトン大学卒業、2013年イリノイ大学土木環境工学部修士課程、17年イリノイ大学土木環境工学部博士課程修了。2017年より産業技術総合研究所(AIST)生物プロセス研究部門 研究員。専門は微生物学とゲノム科学。生きもののゲノムと遺伝子から、38億年続く生きものの進化の道筋と、微生物の知られざる能力の解明を目指す。

RESEARCH
自己複製を支える核の大きさを制御するしくみ
久米一規
2007年 広島大学大学院先端物質科学研究科 博士課程修了。博士(理学)。同研究科助教、英国癌研究所(現 フランシス・クリック研究所)客員研究員(併任)を経て、2019年より広島大学大学院統合生命科学研究科 准教授。写真:私(本人左)の核サイズ研究でなくてはならない存在のPaul Nurse先生(フランシス・クリック研究所 所長)と。

RESEARCH
非生命から生命へ
市橋伯一
1978年生まれ。専攻は進化生物学。東京大学大学院博士課程修了(薬学)、JST ERATO研究員、大阪大学大学院情報科学研究科准教授などを経て東京大学大学院総合文化研究科・先進科学研究機構・生物普遍性研究機構教授。

TALK
「問い」をもち続けるために
永田和宏×吉田賢右×近藤寿人
どの子も、成長の初期に、必ず「なぜ?」という問いをくり返す時期をもっている。世界が不思議に満ちているからである。だが、次第にその「なぜ」は日常の惰性のなかに埋没し、忘れられ、顔を見せることが少なくなる。だが、科学は「なぜ」という問をもつところからしかスタートしない。私はJT生命誌研究館を「問いを発掘する場」だと考えたいと思うものであるが、この鼎談のなかで、3人が一致したのもその点だっただろう。
今回、顧問として来ていただくことになったお二人は、サイエンティストとして私が心から尊敬できる方々である。そんなお二人の顧問と、これからの生命誌研究館のあり方をともに模索していけることに湧々とした期待を抱いている。(永田和宏)

RESEARCH
ヒレから指へ、上陸の進化史を探る
中村哲也
2007年大阪大学生命機能研究科博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員(DC2, PD)、大阪大学助教の後に渡米。日本学術振興会海外特別研究員(シカゴ大学)、上原財団フェロー(シカゴ大学)、Whitman Center Fellowship (Marine Biological Laboratory)などのサポートを受け、2018年よりRutgers, The State University of New JerseyでPIとしてラボを運営(http://nakamuralab.com)。 ポスドク研究員、学生を随時募集中。海外留学で悩んでいる方もぜひご連絡ください。

RESEARCH
ライブイメージングで捉えたエンハンサーの転写制御
深谷雄志
2014年東京大学新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(生命科学)。カリフォルニア大学バークレー校博士研究員、プリンストン大学博士研究員を経た後、2018年より東京大学定量生命科学研究所生命動態研究センター講師。2014年日本学術振興会育志賞、2019年文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。

PERSPECTIVE
生きものを形づくるゲノム
表現を通して生きものを考えるセクター
生きものを形づくるゲノム
JT生命誌研究館 表現を通して生きものを考えるセクター

TALK
生命誌の新しい展開を求めて
永田和宏×中村桂子
1947年滋賀県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。細胞生物学者。京都大学名誉教授。京都産業大学タンパク質動態研究所所長を経て、2020年4月よりJT生命誌研究館館長。歌人として宮中歌会始詠進歌選者、朝日歌壇選者も務める。紫綬褒章、瑞宝中綬章受章。ハンス・ノイラート科学賞受賞。歌人として『近代秀歌』『歌に私は泣くだらう 妻・河野裕子 闘病の十年』『象徴のうた』、科学者として『タンパク質の一生』『生命の内と外』など著書多数。

RESEARCH
サルの発声から見るヒトの言語の起源
香田啓貴
2001年京都大学理学部卒業。 2003年京都大学大学院理学研究科生物科学専攻修士課程終了。博士(理学)。京都大学霊長類研究所多様性保全研究分野助手を経て、2008年より同研究所認知科学研究部門助教。現在、文部科学省新学術領域「共創的コミュニケーションのための進化言語学」のメンバーとして言語成立の進化史についての妥当な仮説構築を、参画する仲間と共に取り組んでいる。

RESEARCH
ゲノム・言語・音楽からヒトの歴史を探る
松前ひろみ
2005年東海大学電子情報学部卒業。2012年東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科博士課程終了。博士(医学)。自然人類学・進化生物学の分野でポスドクを経験後、2018年より東海大学医学部基礎医学系分子生命科学 助教。

RESEARCH
歴誌を見つめて ―中立進化からヤポネシアまで
斎藤成也
1957年福井県生まれ。専攻は人類進化学、ゲノム進化学。東京大学理学部生物学科卒業、テキサス大学ヒューストン校大学院修了。東京大学理学部助手などを経て国立遺伝学研究所教授、総合研究大学院大学教授(兼任)。04年木原記念財団学術賞を受賞。13年公益信託進化学振興木村資生基金より木村賞。
とびらの写真の頭骨は、琉球大学と共同で調べた自身の頭骨のCTスキャンのデータを、教え子達が3Dプリンタで立体にし、還暦のお祝いに贈ってくれたもの。
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2024年
あなたがいて「わたし」がいる
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2023年
生きものの時間2
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2022年
生きものの時間
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2021年
自然に開かれた窓を通して
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2020年
生きもののつながりの中の人間
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2019年
わたしの今いるところ、そしてこれから
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2018年
容いれる・ゆるす
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2017年
和なごむ・やわらぐ・あえる・のどまる
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2016年
ゆらぐ
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2015年
つむぐ
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2014年
うつる
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2013年
ひらく
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2012年
変わる
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2011年
遊ぶ
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2010年
編む
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2009年
めぐる
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2008年
続く
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2007年
生る
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2006年
関わる
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2005年
観る
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2004年
「語る」 「語る科学」
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2003年
「愛づる」 「時」
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2002年
人間ってなに?
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2001年
「生きものが作ってきた地球環境」ほか
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2000年
「骨と形 — 骨ってこんなに変わるもの?」ほか
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1999年
「化学物質でつながる昆虫社会」ほか
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1998年
「刺胞動物を探る サンゴの一風変わった進化」ほか
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1997年
「花が咲くということ」ほか
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1996年
「ゲーリング博士が語る 目の進化の物語」ほか
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1995年
「生き物が語る「生き物」の物語」ほか
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1994年
「サイエンティフィック・イラストレーションの世界」ほか
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1993年
「生き物さまざまな表現」ほか
季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。
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動詞で考える生命誌
生命誌では生きものの本質を知る切り口となる動詞を探し、毎年活動のテーマとしてきました。これらの動詞を出発点として記事を巡る表現です。生命誌の活動の広がりと、独自の視点でのつながりが見えます。
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生命誌の世界観
科学、哲学、美術、文学など多様な分野の記事を「生命誌の世界観」の上に置き、統合する表現です。「生きている」をさまざまな視点から見つめてみませんか。
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生命研究のあゆみ
日本の生命研究の基礎をつくった研究者が自らの人生を語るインタビュー記事(Scientist Library)を総合する表現です。先生方の研究人生と、分子生物学誕生からの生命研究のあゆみを重ねた年表から記事が読めます。
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