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検索結果を表示しています。(807 件の記事が該当しました)

SCIENTIST LIBRARY

ヒトのがんウイルスに挑む

吉田光昭

1939年
富山県生まれ
1961年
富山大学薬学部卒業
1967年
東京大学大学院薬学系博士課程修了
薬学博士
東京大学薬学部助手
1969年
英国MRC分子生物学研究所客員研究員
1975年
癌研究会癌研究所ウィルス腫瘍部門研究員
1977年
同主任研究員
1983年
同部長
1989年
東京大学医科学研究所教授
1999年
萬有製薬つくば研究所所長

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TALK

音の響きにいのちのつながりを聴く

藤枝守 × 中村桂子

1955年広島県生まれ。カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部博士課程修了。純正調による独自の音律理論を築いた実験作曲家ハリー・パーチらの影響のもと<植物文様>作曲シリーズなどで新たな音律の可能性を探る。箏や笙による合奏団「モノフォニー・コンソート」を組織。主なCDに<今日は死ぬのにもってこいの日>、著書に『響きの考古学』などがある。

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RESEARCH

遺伝子が「一生を過ごす」場としてのゲノム

小保方潤一

1979年北海道大学理学部生物学科卒業。1985年理学博士、日本学術振興会奨励研究員、北海道大学遺伝子実験施設助手、同理学部助教授、同大学院地球環境科学研究科助教授などを経て、1999年より名古屋大学遺伝子実験施設助教授。2008年4月より京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授、名古屋大学遺伝子実験施設客員教授。

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RESEARCH

生きものの多様性を支えるゲノムの水平伝播

板谷光泰

1983年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。米国NIH博士研究員、三菱化学生命科学研究所主任研究員を経て2007年より慶應義塾大学先端生命科学研究所教授。

SCIENTIST LIBRARY

発生から進化へ ホヤから見えた生きものの時間

佐藤矩行

1945年
新潟県生まれ
1969年
弘前大学理学部卒業
1971年
新潟大学大学院理学研究科修士課程修了
1973年
東京大学大学院理学研究科博士課程中退
京都大学理学部動物学教室助手
1980年
京都大学理学部動物学教室助教授
1994年
京都大学理学部動物学教室教授
1995年
京都大学大学院理学研究科
動物学教室教授

TALK

脳の自己形成から人間を探る

中田力 × 中村桂子

1950年東京生まれ。東京大学医学部医学科卒業。カリフォルニア大学脳神経学教授。新潟大学脳研究所統合脳機能研究センター長・教授。臨床医、脳科学研究者として国内外で活躍。fMRI技術開発の世界的権威。脳の渦理論など、独自の統合脳理論を展開する。著書に『脳の方程式 いち・たす・いち』ほか多数。

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RESEARCH

ニューロン誕生に見る細胞社会の建設現場

宮田卓樹

1994年高知医科大学大学院医学研究科博士課程単位取得退学。医学博士。日本学術振興会・海外特別研究員(コロラド大学)、大阪大学医学部助手、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員などを経て2004年より名古屋大学大学院医学系研究科教授。

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RESEARCH

生まれてから変化する柔軟な脳

俣賀宣子

東邦大学理学部化学科卒業。薬学博士。(財)大阪バイオサイエンス研究所、東京医科歯科大学難治疾患研究所助手を経て、1997年より理化学研究所脳科学総合研究センター神経回路発達研究チーム(ヘンシュ貴雄チームリーダー)専門職研究員。

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SCIENTIST LIBRARY

生物時計のブラックボックスを開く

近藤孝男

1948年
愛知県生まれ
1970年
名古屋大学理学部卒業
1978年
岡崎国立共同研究機構
基礎生物学研究所助手
1979年
名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了
1995年
名古屋大学大学院理学研究科教授

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TALK

生きものが暮らす空間が生まれる

伊東豊雄 × 中村桂子

1941年ソウル生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。1971年にアトリエ開設。近年は独自のアルゴリズムを用いた有機的な建築を展開する。主な建築作品に〈せんだいメディアテーク〉〈サーペンタイン・ギャラリー〉、著書に『風の変様体』などがある。

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この記事を含む季刊「生命誌」

季刊「生命誌」54号生る

●「創る」も「生る」になる
「生る」。自然を思わせます。その対極にあるのが「創る」。人工です。都市はまさに創るで満ちています。ところが建築に「生成する」という考えとその具体化方策を持ち込み、ふしぎで楽しい空間を生み出しているのがトークの伊東豊雄さん。生きものの巣のような洞窟のような。建築自体が生命体のように自分で動いて行きそうな感じがします。リサーチは、生きものの形によく見られる樹状パターンに注目し、パターン生成のモデルを提案。形つくりは重要なテーマであり、モデルから基本ルールを探すのは興味深い方法です。もう一つは、大腸菌という分子生物学のモデル生物を用いて、分子のはたらきから行動が生まれる過程を詳細に追う研究。人間も含めた生きものの行動の由来を単細胞で考えるのは一つの方法でしょう。形や行動の背後にあるきまりが知りたいものです。サイエンティストライブラリーの柳田充弘さんは、芸術家になっていたかもしれないという感性を生かしての研究。勘と好みを生かした物語りつくりという考え方は、生命誌と重なっています。BRHからの発信も、「生命誌の種」というラボとSICPの共同企画や朗読ミュージカル「いのち愛づる姫」の京都公演のお知らせなど盛りだくさんです。

RESEARCH

形が生まれる原理を見出だす

望月敦史

1998年九州大学大学院理学研究科博士課程退学、九州大学理学部助手。2002年岡崎国立共同研究機構(2004年より自然科学研究機構)基礎生物学研究所助教授。2007年より同准教授。

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季刊「生命誌」54号生る

●「創る」も「生る」になる
「生る」。自然を思わせます。その対極にあるのが「創る」。人工です。都市はまさに創るで満ちています。ところが建築に「生成する」という考えとその具体化方策を持ち込み、ふしぎで楽しい空間を生み出しているのがトークの伊東豊雄さん。生きものの巣のような洞窟のような。建築自体が生命体のように自分で動いて行きそうな感じがします。リサーチは、生きものの形によく見られる樹状パターンに注目し、パターン生成のモデルを提案。形つくりは重要なテーマであり、モデルから基本ルールを探すのは興味深い方法です。もう一つは、大腸菌という分子生物学のモデル生物を用いて、分子のはたらきから行動が生まれる過程を詳細に追う研究。人間も含めた生きものの行動の由来を単細胞で考えるのは一つの方法でしょう。形や行動の背後にあるきまりが知りたいものです。サイエンティストライブラリーの柳田充弘さんは、芸術家になっていたかもしれないという感性を生かしての研究。勘と好みを生かした物語りつくりという考え方は、生命誌と重なっています。BRHからの発信も、「生命誌の種」というラボとSICPの共同企画や朗読ミュージカル「いのち愛づる姫」の京都公演のお知らせなど盛りだくさんです。

RESEARCH

大腸菌の極で鼻のようにはたらくセンサー

川岸郁朗

1990年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。米国エール大学博士研究員、名古屋大学理学部助手、名古屋大学大学院理学研究科助教授を経て、2007年より法政大学工学部生命機能学科教授。

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季刊「生命誌」54号生る

●「創る」も「生る」になる
「生る」。自然を思わせます。その対極にあるのが「創る」。人工です。都市はまさに創るで満ちています。ところが建築に「生成する」という考えとその具体化方策を持ち込み、ふしぎで楽しい空間を生み出しているのがトークの伊東豊雄さん。生きものの巣のような洞窟のような。建築自体が生命体のように自分で動いて行きそうな感じがします。リサーチは、生きものの形によく見られる樹状パターンに注目し、パターン生成のモデルを提案。形つくりは重要なテーマであり、モデルから基本ルールを探すのは興味深い方法です。もう一つは、大腸菌という分子生物学のモデル生物を用いて、分子のはたらきから行動が生まれる過程を詳細に追う研究。人間も含めた生きものの行動の由来を単細胞で考えるのは一つの方法でしょう。形や行動の背後にあるきまりが知りたいものです。サイエンティストライブラリーの柳田充弘さんは、芸術家になっていたかもしれないという感性を生かしての研究。勘と好みを生かした物語りつくりという考え方は、生命誌と重なっています。BRHからの発信も、「生命誌の種」というラボとSICPの共同企画や朗読ミュージカル「いのち愛づる姫」の京都公演のお知らせなど盛りだくさんです。

SCIENTIST LIBRARY

染色体研究から生命継承学へ

柳田充弘

1941年
東京都生まれ
1964年
東京大学理学部生物化学科卒業
1967年
ジュネーブ大学分子生物学研究所助手
1970年
ナポリ市国際・遺伝生物物理学研究所研究員
米国メリーランド州立大学医学部研究員
1971年
京都大学理学部生物物理学教室助教授
1977年
京都大学理学部生物物理学教室教授
1999年
京都大学大学院生命科学研究科教授
2004年
京都大学大学院生命科学研究科特任教授

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季刊「生命誌」54号生る

●「創る」も「生る」になる
「生る」。自然を思わせます。その対極にあるのが「創る」。人工です。都市はまさに創るで満ちています。ところが建築に「生成する」という考えとその具体化方策を持ち込み、ふしぎで楽しい空間を生み出しているのがトークの伊東豊雄さん。生きものの巣のような洞窟のような。建築自体が生命体のように自分で動いて行きそうな感じがします。リサーチは、生きものの形によく見られる樹状パターンに注目し、パターン生成のモデルを提案。形つくりは重要なテーマであり、モデルから基本ルールを探すのは興味深い方法です。もう一つは、大腸菌という分子生物学のモデル生物を用いて、分子のはたらきから行動が生まれる過程を詳細に追う研究。人間も含めた生きものの行動の由来を単細胞で考えるのは一つの方法でしょう。形や行動の背後にあるきまりが知りたいものです。サイエンティストライブラリーの柳田充弘さんは、芸術家になっていたかもしれないという感性を生かしての研究。勘と好みを生かした物語りつくりという考え方は、生命誌と重なっています。BRHからの発信も、「生命誌の種」というラボとSICPの共同企画や朗読ミュージカル「いのち愛づる姫」の京都公演のお知らせなど盛りだくさんです。

TALK

理論と観測が明かす宇宙生成

佐藤勝彦 × 中村桂子

1945年香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。前ビックバン宇宙国際研究センター長、現在、東京大学大学院理学系研究科教授。前日本物理学会会長。宇宙論、宇宙物理学を専攻し、インフレーション理論を提唱した一人として世界的に活躍する。紫綬褒章受賞。著書に『宇宙96%の謎』『相対性理論』などがある。

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季刊「生命誌」53号生る

●始まりを考える
今年のテーマは「生る」。生まれてくること、始まりを考えるのは楽しいものです(難しくもありますが)。トークはすべての始まり、宇宙創成です。小さな宇宙からのインフレーションは見事な物語でした。その小さな宇宙は無から生まれたとか。トンネル効果という言葉で無に意味を持たせる物理学はやはりすごいですね。宇宙の構造ができるには対称性の破れ、ゆらぎが必要という話は生物につながりそうです。リサーチは、宇宙の中で生命体を生み出す惑星が誕生する話。系外惑星の観測から地球型惑星の存在の可能性が見え、探索へ向けて動き出しているとのこと。早く生命体に会いたいですね。次は、共生系が生まれる過程を実験室の中で捉えた研究。進化をこの眼で見たいという願望に答えてくれると同時に、食う・食われるの関係が共生で落ち着くという結果、それを支えるのがゆらぎであることも示唆的です。すべての話を通じて、技術が進み見えなかったものが見えてきたと実感します。サイエンティスト・ライブラリーの中西重忠さんは、京大グループの一人として活躍。実験手法の確立で独創性を出したと自信を持っておっしゃいました。方法から原理や概念へ。佐藤さんの話と並べると面白いです。

RESEARCH

生命惑星学へ 惑星のなりたちから生命を考える

井田 茂

1989年東京大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。東京大学教養学部助手、東京工業大学理学部助教授、カリフォルニア大学サンタクルーズ校客員研究員、コロラド大学ボルダー校客員研究員を経て、2006年より東京工業大学理学部地球惑星科学科教授。

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季刊「生命誌」53号生る

●始まりを考える
今年のテーマは「生る」。生まれてくること、始まりを考えるのは楽しいものです(難しくもありますが)。トークはすべての始まり、宇宙創成です。小さな宇宙からのインフレーションは見事な物語でした。その小さな宇宙は無から生まれたとか。トンネル効果という言葉で無に意味を持たせる物理学はやはりすごいですね。宇宙の構造ができるには対称性の破れ、ゆらぎが必要という話は生物につながりそうです。リサーチは、宇宙の中で生命体を生み出す惑星が誕生する話。系外惑星の観測から地球型惑星の存在の可能性が見え、探索へ向けて動き出しているとのこと。早く生命体に会いたいですね。次は、共生系が生まれる過程を実験室の中で捉えた研究。進化をこの眼で見たいという願望に答えてくれると同時に、食う・食われるの関係が共生で落ち着くという結果、それを支えるのがゆらぎであることも示唆的です。すべての話を通じて、技術が進み見えなかったものが見えてきたと実感します。サイエンティスト・ライブラリーの中西重忠さんは、京大グループの一人として活躍。実験手法の確立で独創性を出したと自信を持っておっしゃいました。方法から原理や概念へ。佐藤さんの話と並べると面白いです。

RESEARCH

共生の生まれる過程に見る生きものの柔らかさ

四方哲也

1991年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了、工学博士。
同助手、同助教授、大学院情報科学研究科助教授を経て2006年より同教授。

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季刊「生命誌」53号生る

●始まりを考える
今年のテーマは「生る」。生まれてくること、始まりを考えるのは楽しいものです(難しくもありますが)。トークはすべての始まり、宇宙創成です。小さな宇宙からのインフレーションは見事な物語でした。その小さな宇宙は無から生まれたとか。トンネル効果という言葉で無に意味を持たせる物理学はやはりすごいですね。宇宙の構造ができるには対称性の破れ、ゆらぎが必要という話は生物につながりそうです。リサーチは、宇宙の中で生命体を生み出す惑星が誕生する話。系外惑星の観測から地球型惑星の存在の可能性が見え、探索へ向けて動き出しているとのこと。早く生命体に会いたいですね。次は、共生系が生まれる過程を実験室の中で捉えた研究。進化をこの眼で見たいという願望に答えてくれると同時に、食う・食われるの関係が共生で落ち着くという結果、それを支えるのがゆらぎであることも示唆的です。すべての話を通じて、技術が進み見えなかったものが見えてきたと実感します。サイエンティスト・ライブラリーの中西重忠さんは、京大グループの一人として活躍。実験手法の確立で独創性を出したと自信を持っておっしゃいました。方法から原理や概念へ。佐藤さんの話と並べると面白いです。

SCIENTIST LIBRARY

新しい方法の導入で発見を

中西 重忠

1942年
岐阜県生まれ
1966年
京都大学医学部卒業
1971年
京都大学大学院医学研究科博士課程修了
米国国立衛生研究所客員研究員
1974年
京都大学医学部助教授
1981年
京都大学医学部教授
1995年
京都大学大学院医学研究科教授
1999年
京都大学大学院生命科学研究科教授
2005年
大阪バイオサイエンス研究所所長

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季刊「生命誌」53号生る

●始まりを考える
今年のテーマは「生る」。生まれてくること、始まりを考えるのは楽しいものです(難しくもありますが)。トークはすべての始まり、宇宙創成です。小さな宇宙からのインフレーションは見事な物語でした。その小さな宇宙は無から生まれたとか。トンネル効果という言葉で無に意味を持たせる物理学はやはりすごいですね。宇宙の構造ができるには対称性の破れ、ゆらぎが必要という話は生物につながりそうです。リサーチは、宇宙の中で生命体を生み出す惑星が誕生する話。系外惑星の観測から地球型惑星の存在の可能性が見え、探索へ向けて動き出しているとのこと。早く生命体に会いたいですね。次は、共生系が生まれる過程を実験室の中で捉えた研究。進化をこの眼で見たいという願望に答えてくれると同時に、食う・食われるの関係が共生で落ち着くという結果、それを支えるのがゆらぎであることも示唆的です。すべての話を通じて、技術が進み見えなかったものが見えてきたと実感します。サイエンティスト・ライブラリーの中西重忠さんは、京大グループの一人として活躍。実験手法の確立で独創性を出したと自信を持っておっしゃいました。方法から原理や概念へ。佐藤さんの話と並べると面白いです。

TALK

情報と機能をもつ古くからの働き者

中村義一

1972年京都大学理学部卒業。77年同大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。東京大学医科学研究所助教授を経て、現在、同研究所遺伝子動態分野の教授。文部科学省特定領域研究「RNA情報発現系の時空間ネットワーク」の研究代表者。共著で『RNAの細胞生物学』『RNAルネッサンス』などがある。

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季刊「生命誌」52号関わる

分子から人間まで、生きものに関わるものは、全て「関わり」の中にある。その中でRNAをとりあげ語り合った。DNA→RNA→タンパク質という図式で教科書に登場しながら中間管理職(?)のようにちょっと影が薄かったRNAに最近光が当たっている。DNAのように情報をもち、タンパク質のようにはたらく両刀使いが、生きものらしさを支えているとわかってきたからである。中村義一さんを叱ったのではなく、RNA研究の面白さを強調したのである。リサーチ。単細胞生物の細胞性粘菌は、時にナメクジやキノコになる形の変化につれて多細胞化の過程を見せる人気者。その陰にあるゲノムのはたらきを見た。狩猟生活者グイは、動物と一体感をもちながら、「強い他者」としてのライオンに重要な役割を与えることで、秩序を作っている。細胞と種。共に関わりの重要さが見える。サイエンティストライブラリーは「ヒマワリは本当に日と共にまわるのか」という子供時代の問いを抱き続け、植物生理学を追究した柴岡弘郎さん。「植物に聞く」に徹する姿勢が見事だ。“関わる”を軸にさまざまなテーマを展開したこの1年。あらためて、関わることが生きることであると実感できたのではないだろうか。

RESEARCH

細胞性粘菌のゲノムでみる多細胞化の舞台裏

漆原秀子

筑波大学大学院生命環境科学研究科
1979年京都大学大学院理学研究科修了, 1981年まで三菱化学生命科学研究所, 1983年まで癌研究会癌研究所, 1985年まで米国NIH/NCI, 理化学研究所を経て、1986年より筑波大学生物科学系 講師, 助教授を経て2004年より同大学院生命環境科学研究科 教授うるしはら・ひでこ

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季刊「生命誌」52号関わる

分子から人間まで、生きものに関わるものは、全て「関わり」の中にある。その中でRNAをとりあげ語り合った。DNA→RNA→タンパク質という図式で教科書に登場しながら中間管理職(?)のようにちょっと影が薄かったRNAに最近光が当たっている。DNAのように情報をもち、タンパク質のようにはたらく両刀使いが、生きものらしさを支えているとわかってきたからである。中村義一さんを叱ったのではなく、RNA研究の面白さを強調したのである。リサーチ。単細胞生物の細胞性粘菌は、時にナメクジやキノコになる形の変化につれて多細胞化の過程を見せる人気者。その陰にあるゲノムのはたらきを見た。狩猟生活者グイは、動物と一体感をもちながら、「強い他者」としてのライオンに重要な役割を与えることで、秩序を作っている。細胞と種。共に関わりの重要さが見える。サイエンティストライブラリーは「ヒマワリは本当に日と共にまわるのか」という子供時代の問いを抱き続け、植物生理学を追究した柴岡弘郎さん。「植物に聞く」に徹する姿勢が見事だ。“関わる”を軸にさまざまなテーマを展開したこの1年。あらためて、関わることが生きることであると実感できたのではないだろうか。

RESEARCH

他者の象徴としてのライオン ―カラハリ砂漠の狩猟民グイの視点から―

菅原和孝

1949年東京都生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。北海道大学文学部助手、京都大学教養部助教授、同総合人間学部助教授・教授を経て、2003年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。

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季刊「生命誌」52号関わる

分子から人間まで、生きものに関わるものは、全て「関わり」の中にある。その中でRNAをとりあげ語り合った。DNA→RNA→タンパク質という図式で教科書に登場しながら中間管理職(?)のようにちょっと影が薄かったRNAに最近光が当たっている。DNAのように情報をもち、タンパク質のようにはたらく両刀使いが、生きものらしさを支えているとわかってきたからである。中村義一さんを叱ったのではなく、RNA研究の面白さを強調したのである。リサーチ。単細胞生物の細胞性粘菌は、時にナメクジやキノコになる形の変化につれて多細胞化の過程を見せる人気者。その陰にあるゲノムのはたらきを見た。狩猟生活者グイは、動物と一体感をもちながら、「強い他者」としてのライオンに重要な役割を与えることで、秩序を作っている。細胞と種。共に関わりの重要さが見える。サイエンティストライブラリーは「ヒマワリは本当に日と共にまわるのか」という子供時代の問いを抱き続け、植物生理学を追究した柴岡弘郎さん。「植物に聞く」に徹する姿勢が見事だ。“関わる”を軸にさまざまなテーマを展開したこの1年。あらためて、関わることが生きることであると実感できたのではないだろうか。

季刊「生命誌」に掲載された記事のうち、
多様な分野の専門家との語り合い(TALK)研究者のインタビュー(Scientist Library)の記事が読めます。
さまざまな視点を重ねて記事を観ることで、生命誌の活動の広がりと、つながりがみえてきます。

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3/15(土)14:00-15:30

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