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2024.09.27

アオスジアゲハの蛹を見つかりました。保護したほうがいいのでしょうか

かりん

はじめまして。昨日、外の壁についている蛹化途中の一匹の芋虫を発見しました。今日見に行ったら無事に蛹になっていましたが、最近雨が多いので濡れてしまうかもしれません。また、位置が低いため、遊んでいる子供に見つかると潰される可能性もあります。この子を保護しても良いでしょうか。よろしくお願いいたします。

2024.09.27

1. 尾崎克久(昆虫食性進化研究室)

蛹を見守っていらっしゃるとのこと、羽化するのが楽しみですね。

チョウの蛹は水を弾く力が強いので、屋外で雨にぬれても大丈夫です。そのままでも羽化できると思います。

お子様がつぶしてしまうのではないかとご心配されているとのことですので、保護する場合は蛹をつぶさないように気をつけて壁から糸をはがすと良いと思います。保護した蛹は、羽化する時に翅(はね)を伸ばすかめにつかまる場所が必要なので、木の棒を入れておくか、ダンボールで壁を作ると良いです。

2024.12.13

2. とと

お世話になります。
ベランダのレモンの木で育っていたアゲハの幼虫が11月初旬に蛹化した際、糸が切れてぶら下がっていた為、救出して昆虫ネットに入れて保護したところ12月6日に羽化しました。
生育環境は南向きベランダで日当たり良好、昆虫ネットは少し木陰に置いています。屋内に入れたことはありません。
屋内飼育ではないのに勘違いしてこの時期に羽化してしまうことはあるのでしょうか。
あと、自然に返してあげたほうがいいのかも悩んでいます。
よろしくお願いいたします。

2024.12.13

3. 尾崎克久(昆虫食性進化研究室)

>ととさま
11月初旬に蛹化したアゲハチョウが12月6日に羽化してしまったとのこと、驚かれたことと思います。

通常、アゲハチョウは蛹で越冬し、春に羽化しますが、いくつかの要因でこの時期に羽化してしまうことがあります。

期間を考えると、屋外が寒かったとしても休眠が消去されたという可能性は低いので、非休眠だったのではないでしょうか。ベランダで飼育されていたとのことですので、部屋の照明の影響で、長日条件になっていたのだろうと思います。

自然に返してあげた方が良いかという点ですが、12月という時期を考えると、自然界で生き延びるのは難しいと思います。アゲハチョウは、気温が15度を下回ると活動が鈍くなりますし、餌となる花の蜜も少ないためです。

ご自宅で飼育を続けて、看取ってあげるのが良いのではないでしょうか。餌は市販のポカリスエットか、蜂蜜を水で1/10くらいに薄めたものを与えてください。

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