生命誌について
2024.08.02
生き物の多様性について
まるぼ
こんにちは。
つい最近、生命誌という考え方を知り生命誌絵巻の存在を知りました。
生命の輝きと繋がりを感じられる、なんとも美しい表現でこんな世界があったのかと心がわくわくしました。
私は保育の勉強をしてきた者なので、生物のことはまったくの素人ですが、子どもたちと過ごすときに自然とは切り離せません。子どもと同じ様にわくわくした気持ち
でもう少し生き物について理解を深めたいと思うこの頃です。
さて、表題の件ですが生き物の不思議さということを考えたときに性転換する生き物について考えていて、少し調べてみたら魚は性転換をする種類が300種類ほどい
るとのこと。卵巣と精巣どちらも持っている生き物もいます。とても不思議に思えてしまうけれど、長い生命の歴史からすればそれはむしろ自然なことで、男女で分けよ
うとすることのほうが不自然なことなのでしょうか。そして、そのことで差別や生きづらさがあるなんてやはり不自然なことですよね。
みんな同じところからはじまっていて、人間も自然の一部なのだから、色んな形があってあたり前な事実をあたりまえに受け入れられる世の中であってほしいと思いま
す。こうあるべきはない。多様性とよく言われるようになりましたが、人間だけのものさしではなく40億年続く生命の一部としての目線を持てるようにしていたいもの
です。
2024.08.02
1. 中村桂子(名誉館長)
まるぼ様
お返事遅れて申し訳ございません。
生命誌に出会って下さってありがとうございます。お目に留まるまでに30年かかりましたが、これからはご一緒に考え行動していく御仲間としてよろしくお願いいたします。。生命誌の基本は「同じ祖先から生まれた多様な仲間の一つとして生きる」という簡単なことです。規格も格差もない「フラットでオープン」な世界です。ここから考えると、今の社会がいかに生きものから離れているかが見えてきます。
中村桂子