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2024.07.03

アゲハが育った後の柑橘類

やったー婆

今年も4月の半ばにナミアゲハが産卵に来ました。そして、育ち羽化しました。第二弾のアゲハが6月にやってきましたが、ちょうどそのころに、葉がほとんど食べつくされてしまったレモンやコブミカンの木に、春のように、新しい芽が出始めました。これは、アゲハの幼虫が何か、発芽を促すような物質をだしているのでしょうか?ずーっと疑問に思っています。教えていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

2024.07.03

1. 尾崎克久(昆虫食性進化研究室)

虫瘤などの研究で、昆虫が植物ホルモンに似た物質を出して植物をコントロールしているという例はありますが、アゲハの仲間の幼虫が植物に対して発育を促す物質を出しているという研究を、私は聞いたことがありません。おそらくそのような仕組みはないと思います。

植物は気温の影響を受けて発育しますので、変温動物である昆虫もタイミングを合わせて発育するように適応したと解釈されていると思います。もう少し正確に言えば、「餌になる植物の発育にタイミングが合わなかった昆虫は淘汰を受けて子孫を残せず、タイミングが合うものがより多くの子孫を残せて個体数を増やすことができた(選択された)」となります。

2024.07.09

2. やったー婆

早速のお返事ありがとうございました。

幼虫が這うから芽がでたのではなく、芽が出るころに幼虫が生まれるということですね。原因だと思ったら、結果であったということで、面白いなあと思いました。ありがとうございました。それにしても、小さい蛹からあんなに大きな蝶が羽化するのが本当に素晴らしく、このところ羽化が続いているので毎朝感激しております。

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