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2024.05.16

悪は存在しない

参照記事「研究館より」

どんぐり

昨日ひさしぶりに日本映画を劇場で鑑賞して来ました。
悪は存在しないという評判の映画です。
長野のとある村で開発計画があり、自然に近しい住民との対話を重ねるところから始まります。
是非、中村先生の感想も知りたいです。

2024.05.18

1. 中村桂子(名誉館長)

どんぐり様
 素晴らしい時間をお持ちになりましたね。映画館や劇場という空間での体験は特別です。私は、数日前に人形劇「きつね山の山男」を楽しみました。ふろふき大根が大好きな山男が、お殿様に戦争を止めさせるという馬場のぼるさんの絵本の舞台化で、今みんなで楽しみながら戦争のバカバカしさを考えるよい時間でした。悪の問題は、次の「ちょっと一言」で書くつもりです。お読み下さって、また書き込んで下さい。
                  中村桂子

2024.06.04

2. どんぐり

せっかくおすすめ頂いたので直ぐ近くの図書館で見つけました、馬場のぼるさんの絵本。
ユーモア満載の中に伝えたいだろうことがぎっしり詰まっていて、きつねたちもとっても素敵に描かれていました。
出版年を見て全然色褪せていない!と感じました。
ありがとうございます✨

2024.06.04

3. 中村桂子(名誉館長)

どんぐり様

本を読んで下さったとのこと、ありがとうございます。先日、「きつね山の山男」の人形劇を観てきました。今、現実に戦争が日常を壊していることへの苛立たしさを改めて感じました。

語りの浪曲が傑作で、あまり縁のなかった浪花節に関心が湧きました。語りはしっかりしていてユーモアがあるところは落語と同じですが、音曲が入ることでまた違った表現ができる面白い芸だなと思いました。枝雀さんの落語に生命誌的なものがあって好きなのですが、今に浪曲もありかなと・・・きつね山から外れてごめんなさい。

戦争のことさまざまな面から考えなければいけませんね。

                 中村桂子

2024.06.26

4. いし

どんぐり様
ご紹介されていた映画「悪は存在しない」が比較的近所で上映されていたことに気づき、観に行ってきました。美しい映像と音楽から始まる序盤では、自然に直接接しながら生きる素晴らしさと厳しさを感じつつ、人間が分散して自然の中で生活すると、自然に与える影響が大きくなってしまう可能性もあるのかなという気もしました。中盤ではさらに自然のあり方をわきまえない開発によって、より深刻な影響を与える可能性が示されていましたが、これが「悪」かどうかはともかく、「愚かさ」「罪」といわれても仕方がないように思えます。
鎖国をしていた江戸時代は、日本の人口が最大で自給自足可能な3千万人台だったとのことですが、江戸は徹底したリサイクル社会だったとの話も聞きます。日本の人口減少がどこまで進むかわかりませんが、本当に自然と共存しうる都市と地方の姿を、みんなで考えていければと思います。

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