生命誌について
2023.02.04
樹が暴れる?風と水の道の重要性
やっちゃん
杜人の矢野智徳さんが、中村名誉館長のお庭で樹木と対話されたのですね。バランスの崩れを察知されて勉強会を実施されたのは、貴重なグリーンベルトを住民で維持管理してゆくための一歩前進!素晴らしいです。
映画『杜人』で聞いた言葉「樹が暴れる」を思い出しました。地上の木の枝は、地下の根に対応している。水の道を絶たれると、危機感をもった樹が枝を伸ばして対応しようとする。身を捩って叫び声を挙げているかのような樹の姿が浮かびます。樹の声を聞き、水と風の通り道を作ることが杜人の役割ですね。
きれいな水と新鮮な風が、樹の成長を促し、杜を作る。その杜が、またきれいな水と新鮮な風を生み出してくれる。大きな水の循環の中で、人も生きている。そう思うと、水を汚すことも無駄に使うことも、注意して回避しなければならないと思います。
2023.02.04
1. 中村桂子(名誉館長)
やっちゃん様
おっしゃる通りです。樹が伸びるのは素晴らしいことと思いがちですが、実は、この1,2年伸びすぎて気持ち悪かったのです。根が苦しくなると樹がもがくのだと言われて、なるほどです。
中村桂子