展示・映像
2023.02.04
こんなデータもあります
こうちゃん
子供達に“昆虫への問い”を発掘してもらい
それを調べたら答えが見つかった!という体験をしてもらおうと
アドベンチャーワールド・食草園を企画中とのこと。
企画される上で、背景の一つにもなる調査データをご紹介します。
調査は、子供の頃の生活体験と大人になってからの資質や能力の関連性を調べるため、国立青少年教育振興機構が、成人5000人を対象に行った「子供の体験活動の実態に関する調査研究・H22.07.15」で
冒頭の、結果①で自然体験を上げており
海や川で貝や魚を捕るという生活体験では
・「何度も捕ったことがある」と答えた人のうち
今の自分は「何でも最後までやり遂げたい」と答えた人が、86%
・「少しある」と答えた人では、80%
・さらに、経験が「ほとんどない」人になると、76%で
次の「夜空いっぱいに輝く星をゆっくり見る」経験でも、同様の傾向。
子供の頃の体験が豊富な大人ほど
「最後までやり遂げたい」という意志力や
「もっと深く学びたい」という意欲のレベルが高い・・・という結果です。
食草園のエリアまで来た子供達が、昆虫と食草に注意が向き、関心を持ち、知りたいと思い、調べて分かって、達成感・満足感を経験し、帰ってからも野外へ出て、いろいろ調べる習慣が身につくと成功ですね。
ただ、別の調査によりますと
最近の子供達は野外に出ることが少なくなっていますし
虫嫌い・虫捕るなの親も増えているようなので
ちょっとしたハードルはあるかも知れませんが
小さい頃の体験が、社会人としての資質にも深く関わってきますので
自信策でおすすめ頂きたいなと応援しています。
★ご紹介しました調査結果は、HPでご覧頂けます。
(このコラムにはアドレスが打てませんので調査名でお探し下さい)
2023.02.04
1. 齊藤わか(表現を通して生きものを考えるセクター)
コメントありがとうございます!アドベンチャーワールドとの企画は、食草園づくりをはじめ出張展示や催しなど、さまざまな形で具体化していく予定です。いただいたコメント、尾崎研究員や携わる他のスタッフと拝見しました。調査データのご紹介もありがとうございます。
おっしゃる通り、食草園が身近な自然に眼を向けるきっかけになることを願うばかりです。また、白浜という研究館とは少し異なる気候の下で、どのようなチョウがやってくるのか楽しみでもあります!自然に眼を向けることと、そこから少し踏み込んで調べてみることが、子供に限らず大人にとっても良い気づきになればと思っています。