その他
2022.12.21
イブラボ第50例会
Y. O さん
橋本先生
昨日は大変勉強になる会に参加させていただき、ありがとうございました。研究者の方とお話できる機会はなかなかない中、しかも研究内容から高校生への問題を作るという貴重な体験をさせていただきました。
私自身がもっと勉強し、理解を深める重要性を痛感しました。また、研究者の方にもっともっと教えてもらいたいと思いました。
研究、実験から分かること、疑問に思うこと、新しい発見が生物の面白さだと思います。しかし、理想はあっても、成績をつける上で生徒が点数をとれるようにと思うと、つい用語だけ問う問題になっていました。
今回の勉強会を受けて、少しでも生徒たちが考え、答えを導けるような授業展開や問題作りをしていこうと思います。
またこのような会があれば、大変ありがたいです。定期的にお願いしたいぐらいです。
貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました。
2022.12.21
1. 橋本主税(形態形成研究室)
ご参加いただきありがとうございました。研究データの一つひとつはただの点かもしれませんが、二つのデータを結ぶと線になり、複数のデータを結ぶと網目になります。一つの点だと極めて不安定ですが、複数のデータ同士が関係性を構築して網目が細かくなればなるほどその構造は強固になります。一つの事象を別の(複数の)事象と比較し、互いの関係性を見出すことで「意味」が生まれます。意味づけすることでその知識の居場所ができます。新しい知識も既存の知識との関係性によって意味づけできます。こうすることで網目がどんどん細かくなっていき深い理解に至ると考えています。これが「単語カードでの暗記」と「深い理解」の違いだろうと思っています。この「深い理解」の手助けをするような問題を作りたい!それを願って皆で議論しました。最終結論は宿題になりましたが、会が終わる時には私たちの頭の中は様々なアイデアで満ち満ちていました。橋本は研究者として面白い現象をいくつかご紹介しました。しかし、そこからどのように作問するかの知識も技術も持ち合わせておりませんので、当日は、現場の先生方の生の声をお聞かせいただいてたくさん学ばせていただきました。橋本も、そして先生方も予想以上の成果が得られたのではないでしょうか。先生方が超絶忙しいことは重々承知しておりますが、無理にでも時間を作ってまた開催しましょう。得たものは大きかったと心から思っています。こちらこそありがとうございました。