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みんなの広場

生命誌について

2022.12.10

“世界土壌デー”を読んで

こうちゃん

いとう様の熱心なおすすめで、「崖線みどりの絆・せたがや」
「中村桂子のつぶやき」の土のお話を読ませて頂きました。

“土は、微生物やミミズやモグラなどの生きものが
長い時間をかけて作ったもの。そこの気候や生息する生物に
よってでき上がる土が違います”という土・視点のお話。

私は、土中の生物は“森の掃除屋さん”としての働き、
虫・視点のことしか知りませんでしたので
その活動で土そのものも作っているお話は新鮮でした。

ちなみに、土の中にどんな生物がどれくらいいるか? 
イメージ湧きますか。

具体的な一例として、10数年前にダニが好きで好きで
たまらないと いろいろなダニの顔を書いて微笑んでおられた
ダニ研究の第一人者、青木淳一先生にお話が聞けました。

先生によれば、森の中を一歩歩くごとに片足で踏んでいる
土の中の虫たちの数を東京・明治神宮の森で調査
(微生物は含まず)。数の多いものから並べると

・線虫74810・ダニ3280・ヒメミミズ1845
・トビムシ479・ハエ・アブ幼虫103・ウズムシ48
・クマムシ12・ワラジムシ11
・ムカデ1.8・ヤスデ0.5。

緑の中の土や土中生物を守るために私たちが出来ること。
それは、そっと優しく歩くこともありますね。

中村桂子 先生

“ミミズと土”や“土の大切さ”に関するご意見も
楽しみにしています。

2022.12.10

1. 中村桂子(名誉館長)

こうちゃんさま
 崖線みどりに入って下さってありがとうございます。近くの仲間で作っている小さなグループですのでとても有難く思っています。
 青木先生は、生命誌の活動でもいろいろお世話になりました。ダニのお話本当に楽しいですよね。深い愛が感じられて。崖線みどりもBRHも生きものを大切にと考えていますが、生きものが生き生きしていられるためには、土が豊かでなければいけないわけで、これからも土に目を向けて行きたいと思います。よろしくお願いいたします。
                  中村桂子

2022.12.15

2. いとう

こうちゃん様

コメント読んで頂き、中村先生の土のお話も読んで頂き、コメント有難うございます!
土の中にたくさんの生き物がいるとは思っていましたが、種類と数を紹介して頂き、勉強になります。
土の上は、そっと優しく歩きたいと思います!
ダニのお話も、興味深いですね…。
土を作ってくれているダニのことも多くの人々に知ってほしいですね!

私は偶然に土のことを知り、
土の中の生き物たちが、土を作ってくれて、植物が吸収出来ように分解してくれている…
(土の中の生き物がいなければ、植物は養分を吸うことが出来ない=植物が育たない?
植物が育たなかったら人間も殆どの生き物も消滅してしまうのでしょう…。)
そのことを知った時は、本当に大きな衝撃を受けました。
そして、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

誰もが当たり前に、土を作ってくれている生き物のことを知って、感謝して、自然を大切にする世の中になってほしいですね!

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