その他
2022.12.06
農業科有りましたよ。
かも
確か中学2年の頃だったと思いますが、職業という教科の中で専任の先生がいて1年かけて農業を学びました。座学と実務で、農業の原理を基本から実務までかなり中身の濃い内容でした。畝の立て方、種のまき方、肥料について,農薬について等ほぼ専門的な内容は全て網羅していました。除草中耕の大切さや,長日性、短日性などという言葉、肥料の3元素窒素リン酸カリ微量要素など本格的に学んだことが後に大いに役立ちました。
ジイヤンという白髪交じりの厳しいけど穏やかな先生で、一年で子供たちは一人前の農業知識が身につくくらい充実したものでした。実学は構内に菜園があって,ジャガイモ豆類大根だのを育てていたように記憶しています。昭和30年代の初頭の話です。
3年生になると,木工とか,ラジオの制作なんて授業もありました。それと,当時のことですから,女子は,手芸や調理など別立てだったのも時代でしょうか。
さて、先日ですか,家の中で,秋に入り込んだカマキリが障子の鴨居の裏に卵を産み付けて有ったのを放置しておいたら,先日その卵がかえって、家の中にぞろぞろと垂れ下がっていました。季節外れだと思うのですが、暖かい日が続いたからでしょうか。
さすがに室内で繁殖というわけにも行かず、屋内の日だまりに放出したのですが冬越しは無理でしょうか。
見逃した数匹は、越冬のために家に取り込んだブーゲンビリアやガジュマルの木に隠れているかもしれません。
今年は例年になく暖かな年末です。
2022.12.06
1. 中村桂子(名誉館長)
かも様
素敵な先生がいらしたのですね。それと同時にしばらく前までは、教育システムの中に先生がその気になればそのようなことができる柔軟さがあったということでもありますね。今日も先生方が疲れているというお電話をいただいたところです。ゆとり教育という言葉がおかしな意味を持たされて悪いことのように言われてしまいましたが、本当の意味のゆとりは大事だなと思います。お近くにもカマキリがいるという方がいらっしゃいました。やはり暖かいのでしょうか。
中村桂子