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2022.10.29

ラフレシアとハルキゲニア

アマミナナフシ

つかみの授業は『世界昆虫記』(今森光彦先生の写真集)にしようと表紙を見せたら
「虫キラーイ!」
と連発され、急遽話題をハルキゲニアに変更しました。その日はポケモンのハルキゲニア3種とハルキゲニアの原図をスケッチしたノートは持っていなかったから、黒板にチョークで略図を描いたところ、
「へーっ!」
と面白がってくれました。

次に世界一大きな花のラフレシアのページを見せたら
「ラフレシアはポケモンにおる!」
「大きい花!」
「臭い!」等,口々。
 我が家のはぎれで実物大のラフレシアの花を作って持っていきました。しかも、キャベツ大の蕾に折りたためるもの。蕾で見せて1枚ずつ花びらを広げていくと
「大きい!」
と好評。
加えて今森光彦先生のレクチャーをかいつまんで話すと、
「ラフレシアがせっかく咲いても夜にネズミがたくさんの走り回って蕾がぐちゃぐちゃになって、綺麗なラフレシアが撮れなかったり、熱帯雨林の湿度の高さでカメラが壊れた等々写真家の苦労話は面白がってくれました。

(おまけ)
1、棚の上に『世界昆虫記』他数冊、置いておいたら、
「虫キラーイ!」とか言ってたくせに、読書タイムに『世界昆虫記』を真剣に見ていた子がいました。(キライ、キライも好きのうちかな?)
2、グールドの『ワンダフル・ライフ』の文庫本も置いておきました。字の多い分厚い文庫本は見ないだろうなと思っていたところ、さにあらず自分でハルキゲニアの原図のページを見つけて、
「これかあ…。」
という子も…。
            To be continued.

2022.10.29

1. 齊藤わか(表現を通して生きものを考えるセクター)

授業での子どもたちの様子を生き生きとお伝えいただき、ありがとうございます。キャベツ大の手作りラフレシアも、手に取ることで子どもたちにとってはぐっと実感が湧いたことでしょう。虫がキライという子は、小さなものがゴソゴソ動いていてなんだか怖い、というイメージがあるからでしょうか。昆虫の生き様を大きく美しくとらえた写真を見れば、虫への見方が変わってくるかもしれませんね。

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