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みんなの広場

研究

2022.08.27

ライブセルイメージング

アマミナナフシ

2008年にノーベル化学賞を受賞された下村脩先生が
オワンクラゲから緑色蛍光タンパクを発見されました。後にアミノ酸変異により赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と虹色の蛍光タンパクも登場。

 7月16日からの企画展示「生まれるまでの時間」のライブイメージング映像は、色分けされ非常にキレイに鮮明に観察できます。専門知識があればその映像の素晴らしさは絶妙であることは佐藤先生の文面からもよく伝わります。専門知識無しの私がその画像をなんとなくartとして見ても十二分に美しいと思います。

 今はいろいろと難しい事が多い時代ですが、ライブセルイメージング画像を見ることが出来るというのは本当に素晴らしい時代であるとも言えます。自宅のインターネットででも、驚くようなイメージング映像を見ることが可能です。

 他に、RNA-seqデータ解析→公開データはプロの研究者のみならず一般の人も自由に見ることが出来る‼

 また、NASAの全地球画像やひまわり8号の画像もプロの研究者のみならず一般の人も自宅でいつでも自由に見ることが出来る‼

 理科大好き人間の私にとってはプロの研究者見つめる映像と同じものを自由に見られる‼と思うだけでなんだかワクワクしてきます。

 その結果…一冬かけてひまわり8号の画像を見続けてました。積雪と雲の差は見分けられるようになりました!が、雲と流氷の違いは結局わからずじまいでした。(ぼちぼち やりまひょ…。)

 プラナリアのキレイな生命現象とは、どんなものか?見ることが出来る日を楽しみにしています。

2022.08.27

1. 佐藤勇輝(形態形成研究室)

イメージングに関することとは少し離れますが、アマミナナフシさんのような理科好きの方が最新のデータを見るだけに留まらず、空いた時間を使って実際の研究に参加できる機会も近年では増えていますね。
このような市民科学と言われる分野で、趣味でコンピューターゲームをする私にとって印象深かったものが、ワシントン大学が発表している「Foldit」というタンパク質の構造予測ゲームです。最近ではスーパーコンピューター等を使って解析もされているタンパク質の構造予測を、ゲームとして市民の皆さんに解いてもらおうという試みです。実際にこのゲームを多くの人がプレイしたことで未知だったタンパク質の構造が非常に正確に予測され、論文になった際には論文の著者欄に「Foldit Player」と記載もされたほどです。
研究者という職ではないけれど、理科が好きな市民の情熱が新しい研究結果を産む可能性があるということに我ながら頭のあがらない思いです。ぜひ、そのような情熱を持って今後も理科を支えていただけると、研究をしている身としても非常にありがたいです。

2022.08.30

2. アマミナナフシ

 パズルゲームの「Foldit」はすごすぎます‼

 エイズの治療薬を開発するうえで鍵を握るタンパク質「M-PMVRP」の構造は長年にわたってスーパーコンピュータを使っても解き明かすことが出来なかった。

 ワシントン大学の計算機工学部とバイオサイエンス学部が共同開発した「タンパク質の三次元構造の形をマウスで変えることで点数が増えたり減ったりするゲーム」。生化学の専門的知識がなくても単純にゲームとして楽しめるように工夫されている。安定した構造になるほど高点数が得られるパズルゲーム。

 Folditは10万人以上のプレイヤーが参加して、わずか3ヶ月で「M-PMVPR」の構造を解いた。科学雑誌『Nature』に論文として掲載され著者として「Folditのプレイヤーの皆さん」と記載されている。

 コンピュータが解析するのが困難とされる「タンパク質の折れ畳み」を、より空間把握能力が優れるヒトの力を借りて解析作業。世界中の誰でも参加できるプロジェクトとして公開。解答はインターネットで研究チームへとフィードバック。(ヒトの頭脳、してやったり‼)

 今は「新型コロナ解析」もある‼。(「テトリス」ですら下手くその私にはとうていおよびでないゲームですけれど。)

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