季刊誌
2022.07.21
シン・ウルトラマンの物理学
アマミナナフシ
映画『シン・ウルトラマン』で地球を壊す最終兵器「ゼットン」が送り込まれる。世界の科学者が知恵を出し合い、ウルトラマンの協力を得て最終的に地球を守る。ウルトラマンが地球人に託した論文がヒントになっている。超ひも理論に基づく「余剰次元」「ブレーン宇宙」といった別世界への往来を可能にする解説は、京都大学の橋本幸士教授が素粒子物理学の最新の動向を踏まえて「もっともらしく書いた」とのこと。(日本経済新聞 7月10日 朝刊Everyday Scienceより)
『季刊生命誌108/109』 TALK BIOHISTORY 物理の時間・生命の時間で永田先生と対談されていた先生だとすぐに気がつきました。
①私たち哺乳類の体には約24時間周期の体内時計が備わっている(朝7時には目が覚めるし、昼には腹時計がなり…。)
②フィードバックレレギュレーションが24時間周期で回っている。ピリオドという遺伝子が発現し、…。(なるほど!)
③物理学者の2つの時間
・一般の世界の時間
・固有時タウ(意識のある間の時間ですね?早く感じる時間、遅く感じる時間等、感覚的な感じがします。)
④生命の時間は寝て意識が無くても代謝が行われているから時間が流れている?
物理学の方が哲学的な感じがします…。
2022.07.21
1. 表現セクター 平川美夏
理論物理学の時間は、数学というヒトの脳活動に根差しているので哲学に近いのかもしれませんね。生きものの時間は、太陽などの環境と対話しながら細胞のなかのゲノムが刻む時間です。ウルトラマンの生体時計は何に同調するのでしょう?