その他
2022.04.26
急勾配のレンガのあるお庭
アマミナナフシ
「中村先生の東京の御自宅の素敵なお庭の写真が載っているから。」と母が定期購読している雑誌『ハルメク』3月号をもらってきました。
縦28.5cm横20cmtと写真も大きく、桃色のセーターをおめしになっている中村先生と対談者の内藤先生の素敵な笑顔。急勾配のレンガの階段。間にはクスノキの若木かしら。素焼きの多くの鉢植えにパンジー等々。秘密の花園のようです。加えて『昨日の晩、娘さんと一緒に慌てて焼いた』という中村先生お手製のアップルパイ。リビングにある暖炉で手際よく火をおこし、時々薪をくべる中村先生の写真。
生命誌研究館の図書室の蔵書には中村先生著や訳の本が多々あります。また、そこにある季刊生命誌の中村先生はスーツ姿や白衣姿です。それに見慣れていたものですから、東京の御自宅での写真は全く違う雰囲気でとても新鮮でした。
私も『あしながおじさん』は幼少の頃からの愛読書です。中村先生の東京での暮らしの感じ(山桜やねむの木の葉が風に揺れるお庭で思いを巡らせる)は、どちらかと言えば『赤毛のアン』に近いと思いました。
生命誌版中村先生の『赤毛のアンのそれから(仮の題。ジュディ・アボットのそれからでも良いと思います)』の物語ができそうですね。楽しみにしています。
2022.04.26
1. 中村桂子(名誉館長)
アマミナナフシさま
内藤さんが家の庭での対談をお望みになったものですからおっしゃるような事態になりました。アップルパイは、岩手から送っていただいたリンゴを煮て、レモン汁をかけるだけという素朴さが受けて、これまで食べた中で一番美味しいとおっしゃる方もあり、ちょっと言い過ぎと思いましたけれど。素材の持つ良さを生かすことは大事ですね。人間についても同じではないでしょうか。
お母様によろしくお伝えくださいませ。
中村桂子