その他
2021.11.20
直感過たず
Iさん
半年くらい前に初めて中村桂子さんの本に出会い大いに共感し、生命誌研究館に行ってみたいと思っていました。昨日妻と伺い豊富で丁寧な展示をゆっくりと拝見することができました。
宇宙や人間について考えると拡散するばかりでしたが、ゲノムに関する情報を見た時「直感過たず。誤るのは判断である。」という言葉を思い出しました。
長い年月で洗練された反応に比べると、大脳の判断など稚拙なものが多いに違いないと感じました。
人間社会の展開が予断を許さない昨今ですが、多くの人が生命誌の観点から自然に敬意を持つ事を願います。
2021.11.20
1. 中村桂子(名誉館長)
私の本に共感し研究館にいらして下さったとのこと本当にありがとうございます。生きものであるという実感の底にはやはり身体的なものがありますね。それをしっかり持ったうえで、人間に与えられた脳の働きを生かしていきたいと思うのです。脳だけが先走って進歩・拡大を求めたことによって生じた現代社会の問題点をよく見つめ、一人ひとりが生き生き暮らす社会を考えたい。生命誌の願いです。これからもよろしくお願いいたします。
2021.11.24
2. YOKO
先日主人に誘れて、それ迄存在も知らなかった「生命誌館」を訪れました。
名前から、とても難しい展示がしてあるのかと思いつつ伺いましたが、なんの生物学的素養もない私ですが、とても楽しく館内を見て回る事が出来ました。とても楽しかったです♪♪ 母が大好きだった、そして私も大好きな菫の絵等もその中にあり、理由は明白には解らないけど、余計に親しみを感じました。
4階の屋上庭園には残念ながら入れませんでしたが、高槻の蝶々達が連絡し合ってるのかも…なんて話を聞き、おとぎ話を聴くような気持になりました。
生物史の知識がない私でも、こんなに楽しめたのは、恐らく中村桂子先生をはじめとするスタッフの皆様の情熱所以かと思いました。
今後ますます人々から愛される館となればと思っています。
2021.11.24
3. 中村桂子(名誉館長)
YOKOさま
研究館を楽しんでいただきありがとうございます。
私たち人間も生きものなのですから、どなたにも、またどんな形ででも楽しんでいただけるはずと信じて活動して参りましたので、いらしていただいての感想とても嬉しく思います。
ホームページや本などでも、また新しい楽しみ方をしていただけると有難く思います。これからもよろしくお願いいたします。