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2021.11.04

村の暮らし

参照記事「研究館より」

ツチノコ

少し前に、友人ご夫婦の田んぼの稲刈りのお手伝いをしてきました。
同じ集落のベテラン農家さんを「先生」としてお呼びし、ご指南を受けながらの収穫作業でしたが、同じ居住区の中でみんなが助け合うというのがとても素敵だな、と思っていたところでした。
そして今日は地元の児童クラブでのイベントのお手伝いで、お芋掘りをしてきたところです。東京生まれの私にとって「村」的な小さなコミュニティでの暮らしは、助け合いや繋がりについて考え直すきっかけにもなっていますし、そういったことが希薄になりつつある世の中で、大切な事を思い出させてくれる気がしています。

2021.11.04

1. 中村桂子(名誉館長)

 素敵な体験をなさっていますね。COP26首脳級会合が開かれ、議論がなされていますが、そこでの議論は基本的に都市・街の発想で行われています。これでは解決は不可能だと思います。これだけ大騒ぎをしているのに温暖化ガスの発生は抑えられるどころか増えていることからも明らかでしょう。村型への転換が答えだと思うのですが。
 昔に戻るのではなく、AIも活用しながらつながりを楽しむ新しい生き方が面白いと思っています。

2021.11.09

2. Iris

こんにちは、コメント失礼致します。
十津川村で出てきて嬉しいです、奥地で有り、大きな村で思い出に残っています。
今日ちょうどアマゾンの先住民族の若いアクティヴィストが話しているのをBBCのCOP26のトピックで見たばかりでした。
彼女が一部のブラジルの国民に嫌がらせを受けているのが可哀想に思いました。しかしながら、しなやかで芯が通った若い女性で習っている途中という英語でどのように熱帯雨林の地域が気候危機の影響を受けているか各国のリーダーへ向けて体験を素直に語っていて、私たちは自然の一部で魂を感じさせてくれると何度も山火事に遭っているアマゾンの代表として現実をただ語っている彼女を誇らしく感じていたところでした。
お金と政治と気候危機、日本の政治の場や先日のような選挙の際により議論される日を望むと共に知らないだけで存在しているであろう、身近な若いアクティヴィストの声を出来るだけ聞こうとより強く思いました。

2021.11.09

3. 中村桂子(名誉館長)

十津川村は来週行きます。日本一大きな村で、村の中にお雑煮がお味噌のところとお澄ましのところがあるほど多様と伺い、生命誌として楽しみです。COP26は相変わらずの覇権主義とお金儲けが渦巻いていて、地球に暮らす仲間という意識が感じられないのは悲しいですね。今は先住民に学ぶ時なのに。「私たちの中の私」という気持ちを持って生きる社会に少しづつでも向けて行きたいと思っています。村から学ぶこときっとありますよね。

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