生命誌について
2021.08.17
生命謎
らくようじゅ
生命誕生で生じた祖先細胞が細菌とアーキアという二種の細胞へと進化した、---の後続いて、現在日本、世界脅威に晒しているこの危険ウイルス、のその祖先のウイルスなるものが発生したと聞きますが、何と言うべきか、造化の神々は、如何なる意図を以て、この半生物様 “遺伝子構造物”を創造したか、無論脅威目的などでは有り得ず ---“造化の神々”は、現代ヒト文明社会に何か黙示を送っているか、とも思える
2021.08.17
1. 中村桂子(名誉館長)
新型コロナと呼ばれるウイルスは、世界を混乱に陥れていますので、なぜウイルスなどというものがあるのだろうと思いたくなりますが、それを言ってしまうと、生きもののどれもについてなぜこんなものがあるのだろうと問わなければならなくなるのではないでしょうか。
他の生きものから見れば、一番問いたいのは、なぜ人間(ヒト)など生まれたのだということかもしれません。今の様子では、一番困った存在のような気がしますから。
生きものたちの間では様々な形で遺伝子(DNAとRNA)のやりとりがあり、それが生態系のダイナミズムを支え、生態系を継続させているとも言えます。ウイルスは動き回る遺伝子の一つとして存在するので、決して異端者ではなく、生態系を支える一つの因子であることは確かです。ウイルスありの世界で生きていくのが、「生きものとして生きる」という生命誌を踏まえた生き方だと思います。そこで、もう少し上手に生きていく方法があるのではないかと考えるところまでやってみたいのです。