生命誌について
2021.06.16
光合成の素材としての2酸化炭素
わん
光合成の登場、本当に画期的ですね。ただ、その時に環境にエネルギーの受け皿としての2酸化炭素があったのは貴重な偶然というべきか、それともそういう環境だから、それに適合する形で炭素化合物を作るエネルギーサイクルになった、というべきでしょうか。
或いはそれ以前のイオウ化合物であっても、何らかの形で太陽光なりをエネルギー源とした酸化還元サイクルは構成されなくはなかったのでは、という気もしますが。ただ、いろいろな点で難しいことが多くて発展できなかったのかもしれませんね。
2021.06.16
1. 中村桂子(名誉館長)
やはり炭素は、なかなかのものなのではないでしょうか。宇宙にあるさまざまな元素の中で、生きものの世界をつくれたのは炭素なのだと思います。地球外生命がどんなものでできて、どんな生き方をしているか。楽しみですね。
2021.06.21
2. わん
ご返事有難うございました。そうですね。確かにほかの元素での光合成(合成とまで言えるのかどうかですが)ができたにしても非常に単純なものどまりで、今の生命体を含む炭素化合物の世界は到底できなかったでしょうね。これも造化の妙というべきか。