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みんなの広場

生命誌について

2021.02.04

全ては繋がっている

やっちゃん

 生物が命を維持するためには、他から栄養を取り込み消化しなければなりません。命を維持するために他の命を頂かなければならない。生きるための宿命です。では「食べ物」はどこに存在するのか。人間は「食べ物」を採取したり栽培したり、育成したり増やしたりしながら、生き続けることを可能にしてきました。その結果、現在この地球上に70億を超す人類が存在します。そして今、この人類の経済活動が地球環境に大きな影響を与え続け、気候変動をもたらしていると言われています。
 もうこれ以上、地球へ負荷を掛けすぎてはならないようにさえ思われます。人間だけがこの地球上に生きているのではない、という当たり前のことが、もう少し人間は謙虚にならねば、と教えています。38億年を繋いできた命のバトンが、これから先も手渡されるかどうかは、「私たち」の意識と行動の変革にかかっています。
 COVID-19の感染拡大で、世界中が命か経済かの選択を迫られました。今日のニュースでは、ワクチンの接種が始まり、副作用や有効性についてのデータが世界で共有されている様子が伝えられました。命を救うために、世界が手を繋ぐ。これこそが生き残るための最善です。地球に生きる人間として、身の回りの環境を守り、維持してゆく行動をとりたい。寅さんのようにトランク一つで生活するには、もう少し知恵と人的ネットワークが必要ですが。以上、生命誌から学んだことです。

2021.02.04

1. 中村桂子(名誉館長)

おっしゃる通りですね。ただ、寅さんが思う存分生きられるのは、「とらや」のおいちゃん、おばちゃん、さくらを始めとする周囲の皆んながいてくれるからです。一人一人が、皆んなの中の自分として、つまり、私たちの中の私として、相手のこと、周囲のことを思いやりながら生きるのが当たり前の社会だからです。競争しよう、大きくしようなどとばかり考えている社会では寅さんは生きていかれないでしょう。研究館は「とらや」がいいなと思っているのですが。

2021.02.04

2. やっちゃん

おっ!『とらや』いいですね!だれでもが気軽に立ち寄れて、お茶と団子で一服できる。いつも、だれにでも開かれている場所としての生命誌研究館と重なります。これでいきましょう!!大賛成です。

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