その他
2020.08.18
なにが良くて何がいけないのか。
みぃ
マンモスの復活について、まるで映画の中のできごとのようなお話にとても驚きました。本当にこういうことが行われているのですね。人間が自然を破壊してきた、動物たちが生きにくい環境にしてしまったことには、やりきれない思いをしていますが、過去の生きものを人間の力で復活させて野生に放すということがいいのかどうか、すぐに答えることができません。理由はことばになりませんが、何か違うと身体が反応しています。
8月のこの時期、広島長崎の惨禍を思うと同時に科学が人類に何をすべきかということを考えるきっかけになっています。どちらも人間にしかできないことです。できるからやっていいのか、私たち人間は何をしたいのか、どう生きたいのかが問われるのだと思います。一人で考えていてもどうにもなりませんが。
2020.08.18
1. 中村桂子(名誉館長)
マンモスについて。おっしゃる通り何がよくて何がいけないのかが分かる話ではありません。ただ、実際に行われている研究があるのでそれを知っておきたいとは思うのです。そこにはそれぞれの生き物について教えらえることがたくさんありますし、研究者の考え方が具体的に出てきますし、抽象的に考えていても見えてこないことが見えてきます。自分で考えるよい機会を与えられます。私も知らないことがたくさんありかなり勉強になりました。著者も悩みながら書いていますし、読む側も悩みます。
図書館にあるとよいのですが。